第54羽 ページ8
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「よー、生きてるか。」
「おい陣平ちゃん、ノックくらいしなよ。」
「お姉さーん……って、安室さん、なんか近くない?」
『松田さんに萩原さん!コナン君まで!それと……』
先頭を切って入ってきた3人の後ろには、また数人のスーツ姿の人たち。
『えっと…?』
「ああ、驚かせてごめんねAちゃん。この人たちも警察の人だよ。」
事情聴取ってここで行うのか。なるほど、だから私は個室だったんだ。
「初めまして、Aさん、警視庁公安部の風見です。」
『公安!?』
「刑事の高木です。」
「佐藤です。」
続いて刑事さん2人が挨拶をする。刑事はわかるけど…公安って…
この事件って公安が関わるほどのものだったの…?
『し、白雪Aです。』
「あははっ、緊張しなくていいよAちゃん!」
「ちょっとは元気そうになったな。」
萩原さんと松田さんは勝手に椅子をベッド脇に置いて腰掛ける。え、なんか凄い自由。
「事件直後でビックリしてると思うけど…ごめんね、協力してくれる?」
女性の刑事…確か、佐藤さん?が優しく声をかけてくれる。
『はい、勿論。お役に立てれば良いのですが…』
皆、私が動かなくても良いようにベッド周りに集まって座ってくれた。けどなんか、これ緊張する。
「ははっ、爆弾は平気なのに、事情聴取にビビってんじゃねぇよ。」
『なっ、笑わないでくださいよ松田さん!』
「怪我の方は大丈夫なのかい?」
佐藤さんの隣に座っている高木さんに尋ねられる。なんだか優しそうな雰囲気の人だ。
『はい、動かなければ痛みもありません。…っていうか、あの、』
誰も何も言わないけど、私がこれを突っ込んでも良いのだろうか。
『コナン君と安室さんは…』
ちゃっかり横に座ってるけど…?
「一応、この2人も事件現場に居たから、事情聴取に参加してもらうことになったの。」
『なるほど…?』
コナン君…小学生…だけど。
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only07(プロフ) - ベルモットとオリヴィアちゃんが幸せになってほしいです……! (1月14日 20時) (レス) @page45 id: 621931103c (このIDを非表示/違反報告)
おかき(プロフ) - 続きが気になりすぎて眠れません🥺更新待ってます!!!! (12月11日 21時) (レス) id: 3161f0695a (このIDを非表示/違反報告)
凛愛(プロフ) - とても好きです…🥹 (11月26日 22時) (レス) @page43 id: f83a603b36 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - あああああああ好きです (9月16日 19時) (レス) @page45 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - ベルさん» ほんとですか!泣長ったらしいお話ですが付き合っていただけたら嬉しいです!コメントありがとうございます! (6月19日 1時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:full. | 作者ホームページ:http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/
作成日時:2023年3月10日 20時