第72羽 ページ26
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『終わりました〜!』
「ふふ、お疲れ様です。」
『昴さん、本当にありがとうございます!』
「いえいえ。このレポート…提出日がもう少し先ですね?かなり急いでるように見えたのですが…」
資料でかなり散らかしてしまったテーブルの上を2人で片付けながら話す。
『ああ、実は来週パーティーに参加する予定なんです。』
「ほう?」
『友達のお父様が、レッドダイヤモンドっていう宝石の展示を記念したパーティーを開くらしくて。怪盗キッドの予告状まで届いて、かなり盛り上がるだろうからって招待してくれて。』
「怪盗キッドの…」
昴さんの声のトーンが一瞬、落ちたように聞こえた。
『だからパーティーまでにはどうしても仕上げたくて。』
「そうだったんですね。そのパーティーへはお友達と?」
『友達もですし、コナン君と安室さんも来るらしいですよ。あっ、安室さんって言うのは…』
「ほう?彼と知り合いなんですか。」
昴さんは興味深そうに指を顎に当てて考える動作をする。彼って…安室さんのことだよね?
『え……昴さんこそお知り合いですか?』
「ええ、少しね。Aさんはどうして?」
『ポアロっていう喫茶店によく行くので、そこで働いている安室さんとは時々話します。』
「そうだったんですか…」
昴さんこそどうして知り合いなんだろう…?コナン君繋がり、とかかな?
「さて、レポートも済んだことですし、カクテルと一緒に夜ご飯にしませんか?」
『そうですね!料理、お手伝いします。』
私と昴さんはキッチンへと向かい、夜ご飯の準備に取り掛かった。
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only07(プロフ) - ベルモットとオリヴィアちゃんが幸せになってほしいです……! (1月14日 20時) (レス) @page45 id: 621931103c (このIDを非表示/違反報告)
おかき(プロフ) - 続きが気になりすぎて眠れません🥺更新待ってます!!!! (12月11日 21時) (レス) id: 3161f0695a (このIDを非表示/違反報告)
凛愛(プロフ) - とても好きです…🥹 (11月26日 22時) (レス) @page43 id: f83a603b36 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - あああああああ好きです (9月16日 19時) (レス) @page45 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - ベルさん» ほんとですか!泣長ったらしいお話ですが付き合っていただけたら嬉しいです!コメントありがとうございます! (6月19日 1時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:full. | 作者ホームページ:http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/
作成日時:2023年3月10日 20時