第４９羽 ページ3
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"『萩原さんのことも信じてますよ。』"
"『私の避難を最優先に考えて、こんな時も私を抱えて走る貴方ですから。』"
この子は、本当に20歳の女の子だろうかと思った。俺の事を信じると、決意を秘めた目で見つめられた時は心臓が高鳴ったくらいだ。
「黒の組織と繋がりがあったとしても……Aちゃんなりの事情があると思うんだ。」
「萩原さん…」
「あの子、本当に驚かされる事ばかりしてたけどさ、ずっと手ぇ震えてたぜ？俺らに会った時も、爆弾の場所を推理してた時も。」
それもそのはずだ。あんな状況が怖くないわけが無い。
「俺と陣平ちゃんが守るって言ったのにさ、"皆で生きて帰らなきゃ意味が無い"って叫ばれた時には、思わず鳥肌立っちゃったよね。」
彼女が何者であれ、あの時の姿が嘘だとは思えないし、思わない。
「爆弾目の前にして声ひとつ上げなかった子が……帰って来た陣平ちゃんを見て泣いたんだよ。無理でしょ、疑うなんて。」
俺の声を、2人は静かに聞いていた。なにか思うところがあったのだろう。
「陣平ちゃんは？どう思う？」
話を振ると、今まで黙りこくっていた松田がようやく口を開いた。
「どうもこうもねぇよ。アイツの推理がなきゃ今頃俺も萩もあの瓦礫の下敷きだった。アイツに命助けられてんだ。疑ったりしねぇ。」
松田も同意見のようだ。寧ろどこに疑う要素があるのかとイラついているようにも見える。素直じゃない奴だ。
「うん、俺らの意見はこうだよ。これからどうすんの、安室ちゃん。」
コナン君も、俺と同じように安室を見つめた。
「ふっ…正直彼女に聞きたいことはまだまだ山積みだけど、松田と萩がこう言うんだ。俺だってもう疑いようがないよ。」
笑みを含んで答えたその姿は、どこか何かが吹っ切れたようにも見えた。
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only07(プロフ) - ベルモットとオリヴィアちゃんが幸せになってほしいです……！ (1月14日 20時) (
レス) @page45 id: 621931103c (このIDを非表示/違反報告)
おかき(プロフ) - 続きが気になりすぎて眠れません🥺更新待ってます！！！！ (12月11日 21時) (レス) id: 3161f0695a (このIDを非表示/違反報告)
凛愛(プロフ) - とても好きです…🥹 (11月26日 22時) (レス) @page43 id: f83a603b36 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - あああああああ好きです (9月16日 19時) (レス) @page45 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - ベルさん» ほんとですか！泣長ったらしいお話ですが付き合っていただけたら嬉しいです！コメントありがとうございます！ (6月19日 1時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：full.
| 作者ホームページ：http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/
作成日時：2023年3月10日 20時
