美しい花には棘がある3 ページ50
ネージュside
「距離が…近い……」
ノートを広げ、ペンを走らせているAちゃん。確か課題をするって言ってたっけか。でも、その横にそんなAちゃんを見ながらちょっかいかけたそうに見つめるケイトさんの姿。
あれって、普通なのかな。僕が意識しすぎてるだけ?いやでも、グループワークしてた時だって…
その光景を見ただけでも、心の奥がムカムカしていたその時だった。
「!」
ケイトさんがいたずらにAちゃんの頬にキスを落とす。
そして、あの子を持ち上げて……
「な、なんで!」
思わず大声が出て、周りの視線を集めてしまった。
RSA生1「ネージュくん!?どうしたんだい?」
「あっ……ううん!ごめん、なんでもないよ。」
RSA生2「でも……なんだか顔色が悪いようだけど…」
「大丈夫、だから。」
周りにペコペコ頭を下げ、なんとか場を収める。でも、僕の心の中はそれどころでは無かった。
どうして、キス、してるの?彼女も、ケイトさんの首に腕を回して……あんな、風に……
二人は、恋人同士なの?
僕の初恋が、今にも音を立てて崩れそうな予感がした。
嫌だ、待って、まだ終わらせなくないよ。やっと気づいたばかりなのに。
ギュッと服の裾を握りしめながら、痛いくらいに唇を噛み締めていた。
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full.(プロフ) - Aliceさん» こういう子ほど堕としたくなりますよね、、 (11月26日 19時) (レス) id: 7da2bf43f2 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - ネージュくん可愛いなぁヘーゼル様より少女漫画してる笑 (11月26日 19時) (レス) @page50 id: 0a79996966 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - 悠さん» ツイステ未履修でも読んでいただけたんですか!?嬉しすぎるんですがはぁ!?ありがとうございます!?!? (11月26日 17時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - あまねさん» え!いやにならないでください笑笑 (11月26日 17時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - あーりさん» 大変遅くなり申し訳ないです…(泣泣) (11月26日 17時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:full. | 作者ホームページ:http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/
作成日時:2022年1月6日 23時