貴方だけは ページ28
ある日の授業終わり、図書室へ向かう途中だった。
((カランッ))
『？……』
何かを蹴ったような感覚がして、足元に目を向ける。
『何これ…』
落ちていたのは小さな丸い物体。
下のボタンを押してみると、まるでスマートフォンみたいに画面が光った。
『なんか、これ…見たことあるような。』
あ、そうだ、たま〇っちだ。
でも、流石にこの世界にそれは有り得ないような…
『これ誰のかしら…』
落し物箱に届けようかと考えていると、ふと頭上から声が降ってくる。
？「おや、それはウチのマレウスのものじゃな。」
『きゃっ！』
驚いて上を見上げると、まるでコウモリのように男の子？がぶら下がっている。
『な、え？』
？「くふふ、良い反応じゃな。美人の戸惑う顔というのは
見応えがあるのぅ。」
『……』
女の子のような見た目に反して、低い声と古風な喋り方。
制服を見る限りマレウスと同じ寮の人のようだ。
『あの…どうしてぶら下がってるのかしら…』
？「人を驚かせるのが趣味でな。」
『それは……良い趣味してるわね……』
？「それはそうと、お主、噂の異世界人第2号じゃな？」
『え……まぁ、そうなのかしら？』
？「そうかそうか、これでは噂になるのも仕方がないのぅ。」
『あ、あの、貴方は？』
？「ん？ああ、そうじゃったな、わしはリリア・ヴァンルージュ。ディアソムニアの3年生じゃ。」
『なるほど、リリアさん。』
そこでようやくリリアさんは降りて来た。
行動も喋り方も、色々変わってるのね…
『私は…』
リリア「おっと、そなたのことは知っておるぞ。色々有名じゃからのぅ。」
『ああ、確かにそうですね。』
リリア「噂ではなかなかのやり手のようじゃが、あの噂は本当なのか？」
『さぁ、どうでしょう。』
リリア「くふふ、まぁ余程面白い子なのは分かるがな。」
『？、どうして？』
リリア「ウチのマレウスを悩ませるくらいじゃからのぅ。」
『ああ……』
それに関しては、私のせいじゃないことは主張しておきたいけどね…
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full.(プロフ) - Aliceさん» こういう子ほど堕としたくなりますよね、、 (11月26日 19時) (
レス) id: 7da2bf43f2 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - ネージュくん可愛いなぁヘーゼル様より少女漫画してる笑 (11月26日 19時) (レス) @page50 id: 0a79996966 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - 悠さん» ツイステ未履修でも読んでいただけたんですか！？嬉しすぎるんですがはぁ！？ありがとうございます！？！？ (11月26日 17時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - あまねさん» え！いやにならないでください笑笑 (11月26日 17時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - あーりさん» 大変遅くなり申し訳ないです…(泣泣) (11月26日 17時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：full.
| 作者ホームページ：http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/
作成日時：2022年1月6日 23時
