泡沫に消え３ ページ18
ジェイドside
((バタン))
寮のドアが開く音がした。
フロイド「ん、アズール？」
二人でドアの方へ向かう。
先程、アズールがいきなり飛び出して行ったっきり中々帰って来ないので、心配をしていた。
フロイド「アズールおかえりー……って、え？」
「！、アズール！」
フロイド「え〜？なに、海にでも潜ったの？」
ドアから入ってきたアズールは、下に雫がポタポタと垂れるほどに濡れていた。
「一体どこに行っていたんです？」
フロイド「そうだよぉ、心配してたのにぃ。」
ふと、アズールの様子がおかしいことに気がついた。
アズール「………」
俯いたまま、顔をあげない、喋らない。
「アズール…どうかしたんですか？」
フロイドも違和感に気づき、アズールの様子を伺っている。
フロイド「えい。」
そしてひょいとアズールの帽子を取った。
アズール「………」
「！」
アズールの頬には、ぽろぽろと涙が伝っていた。
フロイド「タオル持ってくる。」
僕はフロイドから帽子を預かる。
「アズール、大丈夫……では、無さそうですね。」
アズール「………ひとりに、してくれ。」
「駄目です、どうせ濡れたのも拭きやしないでしょう。」
アズールは虚ろな顔をしていた。
彼のこんな顔を見るのは、初めてかもしれない。
＿＿＿＿＿そして、アズールにこんな顔をさせられる唯一の人を知っていた。
フロイド「はい、アズール。」
バサッとタオルを上からかける。
アズールは何も言わずに受け取り、タオルを握りしめていた。
「………Aさん、ですね。」
アズール「！……何故それを。」
「アズールをこんなに翻弄するのはあの人しか居ないではありませんか。」
アズール「……っハハ、それもそうだな。」
その乾いた笑いには、自嘲だけでなく、苛立ちすら含まれているように感じた。
何があったのか、気にならない訳では無いが
聞くまでもないような気がした。
それはフロイドも同じ。
アズール「はぁ……」
アズールの涙は尚止まらない。
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full.(プロフ) - Aliceさん» こういう子ほど堕としたくなりますよね、、 (11月26日 19時) (
レス) id: 7da2bf43f2 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - ネージュくん可愛いなぁヘーゼル様より少女漫画してる笑 (11月26日 19時) (レス) @page50 id: 0a79996966 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - 悠さん» ツイステ未履修でも読んでいただけたんですか！？嬉しすぎるんですがはぁ！？ありがとうございます！？！？ (11月26日 17時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - あまねさん» え！いやにならないでください笑笑 (11月26日 17時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - あーりさん» 大変遅くなり申し訳ないです…(泣泣) (11月26日 17時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：full.
| 作者ホームページ：http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/
作成日時：2022年1月6日 23時
