あの子は誘い上手２【ツイステ】 (ページ10)

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事の発端５ページ10

『アズールをこんな目に合わせたこと、後悔させてあげなくちゃ。

あ、止めても無駄よアズール。私、やられたらやり返す主義なの。』

私がそう言うと、アズールは緩やかに口角を上げた。

アズール「ええ、止めるなんてしませんよ。僕も同じですから。」

その言葉を聞いて、ジェイドとフロイドも楽しそうに不気味に笑った。

ジェイド「ふふ、そうこなくっちゃ、アズール。」

フロイド「あははっ♡面白くなってきたねぇ。」

そうと来ると途端に活き活きしだしたオクタヴィネル。

でも、今回は止めない。

『私がマレウスを堕として手駒にしてあげるわ。生かさず殺さず、ね。』

アズール「しかし…マレウスは酷く監督生さんに心酔していました。僕の言葉にも耳を傾けもしなかったですし……。一筋縄ではいかないかもしれません。」

『私に良い案があるの。』

とっておきのプランでやり返す。やるなら徹底的に。

私たち4人は身を寄せあって作戦会議を始めた

アズール「それで、良い案というのは…？」

『まず、私が明日マレウスに告白する。』

「「「ええ！？」」」

私がそう言うと、3人は声を揃えて驚いた。

アズール「ちょ、ちょっと待ってください。」

ジェイド「こ、告白までするんですか？」

『うん。完璧に堕とすには必要な手順よ。』

ジェイド「にしても、もっと距離を詰めてからの方が良いのでは…？」

『ううん、ここでは"振られること"が目的なの。』

アズール「というのは…？」

『ふふ、えっとねぇ』

そこから私は、計画の一通りの流れを説明した。

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フロイド「……グラミーちゃんすっげぇ。」

ジェイド「完璧なプランですねぇ。」

アズール「ふふ、流石、ですね。」

『ビッチ舐めないでよね。』

私は得意げに笑って見せた。

3人とも楽しげに目配せをする。

『じゃあプランはこれで決まり。

アズールはマレウスの事について詳しく調べてくれる？』

アズール「ええ、分かりました。」

『ジェイドはマレウスが受ける授業のリストを。』

ジェイド「仰せのままに。」

『フロイドはこれ、マレウスに届けてくれる？』

フロイド「はーい！」

こうして、私たちの仕返し計画は始まった。

ねぇマレウス

貴方がアズールにした事の罪の大きさを

わからせてやる。