多才な彼３ ページ50
ジャミル「え、ええっ！？」
顔を真っ赤にして後ずさる。
『あはは、びっくりした？』
ジャミル「な、何ですか急に。」
『ごめんごめん、反応が面白くて。
＿＿＿＿＿＿＿＿嫌だった？』
そう聞くと、ジャミルは視線を逸らした。
ジャミル「そういう訳じゃ……無い…が」
そして口を少し濁らす。
ジェイド君同様、なんか意外で可愛いな。
今まであんまり女の人と関わること無かったのかな。
そんなに、従者は忙しかったのかな。
『ジャミル君。そんな離れないで。』
私の声に誘われるように、ジャミルはこちらに近づいた。
そして、ジャミルの綺麗な髪を掬って撫でる。
ジャミル「こ、こんな所カリムに見られたら、」
『駄目なの？』
ジャミル「逆にA先輩は……大丈夫なんですか？」
『私は別にいいよ。ジャミル君なら。』
ジャミル「っ…！
＿＿＿＿＿＿＿＿そ、それって…」
ジャミルは珍しくあわあわと慌てていた。
ジャミル「えっ…と」
そしてまた口ごもって俯いてしまう。
『ふふっ、ちょっと意地悪したかな。』
私はジャミル君から離れた。
『カリム君に見られちゃったらジャミル君が困るよね、ごめんね？』
ジャミル「あっ、いや、違う…」
ジャミルは少し物欲しそうな顔で此方を見ていた。
でも、今は流石に不味いかなぁ。
『ジャミル君。』
ジャミル「？、はい…」
『私には、いつ甘えてきてもいいよ。』
ジャミル「！」
『ふふっ、それだけ。
じゃあね、カリム君によろしく。』
ジャミル「あっ…」
ジャミルはまだ何か言いたげだったが、私は背を向けて音楽室を後にした。
『(大変だねぇ、従者君も。)』
廊下を真っ赤に照らす西陽は
もう既に沈みかけていた。
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only07(プロフ) - すっごく面白くて、夢主ちゃんが恐ろしいくらいです……！ (1月9日 19時) (
レス) @page50 id: 621931103c (このIDを非表示/違反報告)
なゆ - 初めまして、質問なんですがｱｰﾙ18のお話が、フィルターが外れていても出てきません。消してしまったのでしょうか？もし宜しければそのお話のリンクを貼って頂けるとありがたいです。よろしくお願いいたします(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎) (10月11日 9時) (レス) id: 6c72364583 (このIDを非表示/違反報告)
Seturo - 予想以上に面白くて、１話・２話といった感じに、どんどん読んでしまって、時間があっという間に過ぎてしまいました。応援してます！ (2022年10月19日 0時) (レス) @page8 id: c7673ae0d0 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - ＼(^o^)／さん» こちらこそコメントありがとうございます！もっと楽しんで貰えるよう頑張ります〜！ (2022年6月5日 13時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - malia0607ayさん» 返すの遅れてすみません！コメントありがとうございます…！夢主にコテンパンにさせます() (2022年6月5日 13時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：full.
| 作者ホームページ：http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/
作成日時：2021年1月29日 0時
