天真爛漫な彼２ ページ42
一瞬、耳を疑った。
急に腕を掴んできて、"一目惚れをした"と発したその男。
大きなバンダナの巻かれた白髪の髪。
少し褐色の肌には良く似合うゴールドのアクセサリーを付けている。
『(この人確か……スカラビアの寮長…？)』
私はどうすれば良いのか分からず戸惑う。
すると、その男の人はハッとした顔をした。
カリム「ごっ、ごめんな、急に。ビックリしたよな。」
『あ、だ、大丈夫、デス。』
ジャミル「おい……何やってんだカリム。」
カリム「ごめん…。でも本当なんだ！俺、君に一目惚れをしてしまって！」
ジャミル「取り敢えずその手を離せ。
…………すみません、A先輩。」
隣にいた、確かスカラビアの副寮長らしき人がぺこりと頭を下げる。
カリム「！、ジャミル、この人の名前知ってるのか！」
ジャミル「ああ、有名だからな、色んな意味で。」
チラリとジャミルは私を見た。
私は咳払いをして目を逸らす。
カリム「俺はスカラビアの寮長のカリム・アルアジームっていうんだ。君は……」
『3年のA・シャーロットよ。』
カリム「A……」
名乗ると、カリムは噛み締めるように私の名前を反芻した。
そして、握られた手を持ちあげ、グッと力を入れて私を見つめた。
カリム「俺の、恋人になってくれないか！！」
ジャミル「はぁ……。」
眩しいほど真っ直ぐな瞳を向けてくるカリムと、横でため息をつくジャミル。
『えっと………ごめんなさい。』
カリム「ガーン！！！」
カリムはその場に崩れ落ちた。
何なんだこの嵐のような人は。
カリム「やっぱりダメかぁ？」
ジャミル「当たり前だろ。馬鹿か。」
半分泣きそうになって私を見てくる。
そんなカリムにジャミルは容赦なくツッコミを入れた。
『(何なんだこの状況…)』
カリム「なぁ、どうしてダメなんだ？」
『どうしても何も……私貴方のこと全然知らないし。』
カリム「そうか……それもそうだなぁ。」
するとカリムはうーん、と考える素振りをした。
カリム「！、じゃあ今から俺の事を知ってもらえれば良いのか！
『え？』
ジャミル「え？」
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only07(プロフ) - すっごく面白くて、夢主ちゃんが恐ろしいくらいです……！ (1月9日 19時) (
レス) @page50 id: 621931103c (このIDを非表示/違反報告)
なゆ - 初めまして、質問なんですがｱｰﾙ18のお話が、フィルターが外れていても出てきません。消してしまったのでしょうか？もし宜しければそのお話のリンクを貼って頂けるとありがたいです。よろしくお願いいたします(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎) (10月11日 9時) (レス) id: 6c72364583 (このIDを非表示/違反報告)
Seturo - 予想以上に面白くて、１話・２話といった感じに、どんどん読んでしまって、時間があっという間に過ぎてしまいました。応援してます！ (2022年10月19日 0時) (レス) @page8 id: c7673ae0d0 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - ＼(^o^)／さん» こちらこそコメントありがとうございます！もっと楽しんで貰えるよう頑張ります〜！ (2022年6月5日 13時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - malia0607ayさん» 返すの遅れてすみません！コメントありがとうございます…！夢主にコテンパンにさせます() (2022年6月5日 13時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：full.
| 作者ホームページ：http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/
作成日時：2021年1月29日 0時
