勤勉な彼２ ページ5
アズール「はぁ、なんで僕がこんな目に…。」
『そんな嫌がらないでよ、傷つくなぁ。』
アズール「対価は頂きますからね。」
『はいはい、わかってマース。』
アズール「大体貴方も。
僕に話しかけるの嫌じゃなかったんですか？」
『うーん…嫌ではなかったよ？
アズール君と仲良くなれたらなぁって
前から思ってたから。』
私は憂いを帯びた目で彼を見つめる。
ちょっと演技しすぎた…？？
いやでも、アズールには効いているらしかった。
アズール「は、はぁ？貴方馬鹿ですか。」
『えぇ？なんで？』
アズール「僕、散々貴方に悪口に言ってるのに。」
『ふふ、まぁそうね。』
分からない、アズールはそう言った表情だった。
でしょうね、私だって演技だもの。
だーれが嫌がらせするやつらと仲良くなりたいなんて言うもんか。
『ほら、始めよ？アズール君。』
アズール君はさっそく私に魔法史の講座を始めた。
教えるとなれば彼は徹底的だった。
流石、頭が良いだけあって説明もとても分かりやすい。
『あ〜、これそういう意味だったんだ！』
アズール「ええ、これがマニュアル的な読み取り方です。コツが掴めました？」
『うん、すっごい分かりやすい！凄いね、アズール君！』
私はアズール君の手をぎゅっと握った。
アズール「なっ…」
顔が少し赤くなる。
アズール君はそれを誤魔化すように咳払いをした。
アズール「噂は本当だったようですね…。」
『どうだろうね？』
アズール「そんな事したって、僕は騙されませんからね？」
『アズール君の事は騙そうなんて思ってないよ？』
アズール「……信じませんから。」
『えぇー、つれないなぁ。』
アズール「なっ、こら、腕に巻き付くな！」
ため息をつくアズール君。
相変わらず口調は冷たかったが、だいぶ空気は和やかだった。
それに、手を解かないあたり
あまり嫌がられてはいない……かな、多分。
アズール「それと……貴方、見た目の割に要領が良いんですね。」
『え、失礼〜。そうだよ？頭は悪くないの。』
アズール「まぁ、僕ほどでは無いですが。」
『確かに。アズール君賢いよね。』
アズール「えっ」
褒められるとは思っていなかったのかアズール君は驚いた。
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only07(プロフ) - すっごく面白くて、夢主ちゃんが恐ろしいくらいです……！ (1月9日 19時) (
レス) @page50 id: 621931103c (このIDを非表示/違反報告)
なゆ - 初めまして、質問なんですがｱｰﾙ18のお話が、フィルターが外れていても出てきません。消してしまったのでしょうか？もし宜しければそのお話のリンクを貼って頂けるとありがたいです。よろしくお願いいたします(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎) (10月11日 9時) (レス) id: 6c72364583 (このIDを非表示/違反報告)
Seturo - 予想以上に面白くて、１話・２話といった感じに、どんどん読んでしまって、時間があっという間に過ぎてしまいました。応援してます！ (2022年10月19日 0時) (レス) @page8 id: c7673ae0d0 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - ＼(^o^)／さん» こちらこそコメントありがとうございます！もっと楽しんで貰えるよう頑張ります〜！ (2022年6月5日 13時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - malia0607ayさん» 返すの遅れてすみません！コメントありがとうございます…！夢主にコテンパンにさせます() (2022年6月5日 13時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：full.
| 作者ホームページ：http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/
作成日時：2021年1月29日 0時
