甘く深く２ ページ26
アズールside
((コンコン
ついに部屋をノックする音が聞こえてきた。
ボクは震える手を必死に制御しながらあくまで平然を装いドアを開ける。
((ガチャ
『アズール〜！』
「わっ！」
ドアを開けるなり彼女は僕に飛びついた。
驚きやらときめきやらで心臓が跳ねる。
「そ、そんな急に…」
『はは、ごめんごめん。会いたかったからさ。』
そう言って猫のように笑う。
『アズール…』
「はい？」
『今日、本当にありがとう。』
「いいですよ、全然。」
『あんな風に誰かが庇ってくれるの、初めてだった。』
僕の胸に顔を埋める彼女の表情は見えない。
「僕が…初めて？」
『うん。』
ぎゅっ、と、僕の背中に回した彼女の腕にちからがはいる。
僕もそれに合わせて抱き締め返した。
柔らかくて、小さい、彼女の身体だ。
『んん〜、アズール〜。』
頭をグリグリと押し付けてくる。
あまりに愛らしい姿の彼女にいま僕はきっと情けない顔をしているのだろう。
『アズール、ご褒美何が良い？』
その上目遣い一つでこんなに同様するようになるなんて僕はどうかしている。
「……((ﾁｭｯ」
気がつけば僕は彼女にキスをしていた。
『ん！………アズール……』
「僕を沢山甘やかしてください。」
彼女は優しく微笑んだ。
『ふふ、いいよ。』
僕も微笑み返して、再び彼女に口付けようと顔を寄せる。
「…んむっ」
しかし、彼女の手によって拒まれた。
「！……どうしたんですか？」
『まだ。』
「え、な、なんでぇ…」
まさかここでお預けを食らうのかと懸念したが
彼女は僕の部屋のソファーを指さした。
『座って？』
「？……は、はい。」
言われるがまま座ると彼女は、僕の上に向かい合わせに座ってきた。
「っ！」
身体が密着するような体制になって嬉しくも恥ずかしくなる。
『ふふ、アズール、意外とちゃんとガッシリしてるのね。』
「男ですから…
Aさんの身体は……柔らかい……」
『気持ちいい？』
「っ……はい……
あの……もう我慢出来ないです……」
『……キス、しよっか。』
僕はやっと、再び彼女の可愛い唇に触れた。
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only07(プロフ) - すっごく面白くて、夢主ちゃんが恐ろしいくらいです……！ (1月9日 19時) (
レス) @page50 id: 621931103c (このIDを非表示/違反報告)
なゆ - 初めまして、質問なんですがｱｰﾙ18のお話が、フィルターが外れていても出てきません。消してしまったのでしょうか？もし宜しければそのお話のリンクを貼って頂けるとありがたいです。よろしくお願いいたします(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎) (10月11日 9時) (レス) id: 6c72364583 (このIDを非表示/違反報告)
Seturo - 予想以上に面白くて、１話・２話といった感じに、どんどん読んでしまって、時間があっという間に過ぎてしまいました。応援してます！ (2022年10月19日 0時) (レス) @page8 id: c7673ae0d0 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - ＼(^o^)／さん» こちらこそコメントありがとうございます！もっと楽しんで貰えるよう頑張ります〜！ (2022年6月5日 13時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
full.(プロフ) - malia0607ayさん» 返すの遅れてすみません！コメントありがとうございます…！夢主にコテンパンにさせます() (2022年6月5日 13時) (レス) id: 73b8919793 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：full.
| 作者ホームページ：http://utanai.nosv.org/u.php/hptyomatu/
作成日時：2021年1月29日 0時
