カルミアは世界を知りたい

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そのとき、ニャオハの声とともに大きな雷がなりキャップが現れる。



「へ？」


「ピカチュウだと？」



そのまま被っていた帽子を取り、オニゴーリに向かってかみなりパンチをお見舞いした。



「オニゴーリ！」


「キョジオーン！」



突然の不意打ちに対応できず、そのまま吹き飛ばされたオニゴーリをなんとかキョジオーンが受け止める。



「ブレイブアサギ号だ！」


「助かったぜキャップ！」



助けに来た、そう声をかけるキャップにリーブはキラキラとした目を向けていた。空にはリザードンの背に股がるフリード、さらにその上には彼らの船であるブレイブアサギ号が飛んでいる。



《みんな無事か!!?早く船へ！今メタグロスを向かわせる！》




マードックからの連絡に安心したのかリコとロイの顔に笑顔が浮かんだ。


そして、その通話を聞いていたキャップはすぐに敵へと向かっていく。迎えに来たメタグロスの道を塞がないようにするためだ。



「そうか。奴らの仲間か」


「ピーカ」


「はん？ちっこいやつが何様？オニギレだっつーの！
オニゴーリふぶき」



その攻撃をジャンプして躱す。すぐ後ろにいたキョジオーンはワイドガードでその攻撃を防ぎ、さらに無防備なキャップの背中目掛けてしおづけを放とうと力を溜めた。



「サイコキネシス！」



発射する直前でルニが動きを封じこめ、その隙にキャップはリザードンの背中へと避難する。



「行け！ボルテッカー！」
「かみなり！」



壁に飛び移り、膨大な電気を纏ったキャップにさらにリーブのパワーを上乗せしたボルテッカーは、簡単にキョジオーンを吹き飛ばせてしまうほどの威力だった。

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