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Episode.3 古城での再会 ページ14

鉱山での出来事から一夜明けルミア私達はいつも通り、冒険家だというダイアナの元に訪れていた。



「コジョー!!!コジョー!!!」



話を聞いている最中、この辺りには生息しないはずのイキリンコの声がして、そういえばいつも近くにいるはずのダイアナのイキリンコが居ないことに気が付く。



「ダイアナさん、お客さんですか?」


「孫娘さ。今朝イキリンコに案内をお願いしていてねぇ。
せっかくだから会って行かないかい?
ルミアよりも歳下だがきっと仲良くなれるよ」


「じゃ、じゃあお言葉に甘えて。
私お茶用意しますね」


「頼んだよ」



ダイアナさんのことだから滅多に会っていないだろうに、良いのだろうかと少し申し訳なさを感じつつも、仲良くなれるという言葉にルミアは心が踊っていた。


キッチンについて早速、お土産に持ってきていたクッキーを取り出して紙皿に並べる。ティーカップを取り出そうとしてそこでようやく人数を聞いていないことに気がついた。



「エフィ」


「見てきてくれたの?ありがとう」



どうしようか困っているといつの間にか傍に来ていたルニが棚から人数分のティーカップを取りだし並べる。


思ったより多い、なんて思いながら紅茶を注いで運んでいると部屋に近付くにつれて賑やかな声は大きくなっていった。



「あれ?」



その声に聞き覚えがある気がして思わず足を止める。





「この顔は間違いない」
「パァーゴ!」


「フィー」


「ちょっとルニ!!?」



そんなルミアを置いてクッキーを持つルニは話しているダイアナ達のところに割って入っていった。



「おールミア。お茶ありがとね。
三人にも紹介するよ、この子はルミア。
ポケモンのことを研究しているらしくてねぇよく遊びに来てくれるんだ。ルミア、こっちは孫のリコ。それから、」


「俺はフリード。あっちにいるのがロイだ。
昨日はありがとな」


「ありがとうございます!」


「ありがとう!」


「いえっそんな、」


「おや、知り合いだったのかい?」


「昨日助けてもらったの。
まさかおばあちゃんと知り合いだったなんて」



まさか再会するとは思っていなかったルミアは目を丸くするのだった。

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パティあす(プロフ) - ハノンさん» 最近1から読んでくださったんですかね?長くて大変だったと思いますが読んでくださってありがとうございます!引き続きよろしくお願いします! (3月14日 18時) (レス) id: eca4eceaa9 (このIDを非表示/違反報告)
ハノン(プロフ) - “温もりを知らない”から読ませていただきました!細かい描写がたくさんあってとても素敵な作品ですね😭こちらの作品も見ます!無理せず頑張ってください! (3月14日 16時) (レス) @page25 id: 1f618da4ab (このIDを非表示/違反報告)
パティあす(プロフ) - もなかさん» ありがとうございます!アニメ見てない方にも楽しんでいただけるように頑張りますね! (3月7日 13時) (レス) id: eca4eceaa9 (このIDを非表示/違反報告)
もなか - 新作、おめでとうございます!!実はアニポケは追えていないのですが...楽しく読ませて頂きます!!これからもがんばってください!!! (3月7日 10時) (レス) @page2 id: 3fa804da04 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:パティあす | 作成日時:2024年2月20日 1時

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