カルミアは世界を知りたい

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そんなリコの決意に共鳴するようにオリーヴァはグラスフィールドを展開させる。



「あの、もう一度やってみませんか？さっきの作戦。
あのファイヤーを止めるには戦って戦闘不能にしたところであまり意味が無いと思うんです。


あのオリーヴァはファイヤーのことを知っているんですよね？
ファイヤーの気持ちは分からないけどオリーヴァが望んでいるのはきっとあの子がやろうとしていることだと思うんです。


翼は私たちで止めてみせます。
今なら出来ると思うんです」



出来ると、力強く言ったルミアの視線の先にはグラスフィールドによって朝露のように煌めくニャオハの姿があった。



「オリーヴァのグラスフィールドが、ニャオハの力を引き出したのか!!?」



そしてその効果はニャオハだけではなく、ホゲータの体力も回復させる。ロイの腕から飛び降りたホゲータは嬉しそうにはしゃいでいた。



「行けるよね？ニャオハ。
このは！」



グラスフィールドによって量も威力も上がったこのはがファイヤーを襲う。しかし、それでもなお翼で跳ね返されてしまった。



「届いても落とされるかっ」


「諦めない、もっとこのは！」


「ルフィニ、れいとうビーム！
ルニ、サポートお願い！」



さっきよりもさらに増えたこのはを吹き飛ばすファイヤーに、ルミアはれいとうビームで翼を凍らせる作戦に出る。


ギリギリの体力だったルニもグラスフィールドの効果で少しだけ体力が回復したことでサイコキネシスでルフィ二を持ち上げできるだけ近づかせサポートすることに成功し、宣言通り翼の動きを封じてみせた。

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