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弐話 ページ3

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「でも鬼瓦さんって近づきにくいよね〜」


「どういうこと?」



友人の言葉に率直な疑問をあげる。


それに対して友人は話始めた。


「ほら、鬼瓦さんって無口だからなんにもしゃべらないでしょ?」



「····確かにそうかも」



鬼瓦さんは無口で何もしゃべらない。授業中にあてられたときもノートを使って答えたりしている。

そのため鬼瓦さんが口を開いているところは見たことがない。



「だからなんていうかこっちは見ているだけで十分っていうか····まあ“高嶺の花”だよね〜」



「ふーん」



高嶺の花



鬼瓦さんがそう呼ばれているのはもはや暗黙の了解だろう。


だから誰も近づかないのかも知れない。



だけど···



「寂しくないのかな、」



そんな私の独り言は誰の耳にも届くことはなかった。




ーーーー





そんなことがあった日の放課後、私はトウマとアキノリ、そしてケースケに鬼瓦さんの話をした。





「その人僕も知ってるよ。結構有名だよね」



「ふーん、姉ちゃんの学校にそんな人がね」


トウマは頷き、ケースケは私の方をチラッと見ながら「その人の写真は?」と聞いてきた。


「何あんた、興味あるの?やっぱ男の子はかわいい子が大好きだもんね〜」



「ち、違うし!高嶺の花っていうのがどんな人か気になるだけだし!」


「ナツメさん!大丈夫ですよ!私の花はいつでもナツメさんです!」


「あー、ハイハイ。そういうのいいから」


「へぇ、高嶺の花がねぇ····じゃなくて今は怪奇案件だろ!!」バンッ


アキノリが机を叩きながら立ち上がる。


「今日はどんなものが?」


トウマがそう聞くと、アキノリはえ〜と、といいながらパソコンを触り始める。


「あれ?今日は特にないな····」



「何よそれ。話切り上げたくせにないんじゃない」



「いやー、ごめんごめん」


そんな風に話していると、


コンコンコン


誰かがドアをノックした。



ーーーー
いい忘れていましたが、最初はオリジナルです。

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作品ジャンル:アニメ
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ウリエルお嬢様☆☆☆ - wwwwwwwww (2019年1月31日 23時) (レス) id: 2359e5a0b1 (このIDを非表示/違反報告)
凛音 - 新羅かわゆす!ピーマンで暴走は草 (2018年9月25日 23時) (レス) id: ba188bdcff (このIDを非表示/違反報告)
花音 - はじめまして☆ とても面白かったです(*´∀`)♪ 特に鬼瓦ちゃんのキャラが面白かったです♪ しゃべるのが面倒って(笑)(笑) かまいたちはピーマン嫌いなんですね(笑) 私と同じです(爆) これからも応援してます(≧∇≦) (2018年9月1日 10時) (携帯から) (レス) id: c2a24ddc02 (このIDを非表示/違反報告)
地炎 美羅(プロフ) - 亜煉さん» ありがとうございます!おにがわらってカッコイイですね! (2018年6月17日 22時) (レス) id: 58dbd0a658 (このIDを非表示/違反報告)
亜煉 - ありがとうございます!読み方は“おにがわら”です!分かりにくくてすいません! (2018年6月17日 22時) (レス) id: 61720e2185 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:亜煉 | 作成日時:2018年6月17日 21時

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