(wrwrd)幸せになるために第2期 (ページ38)

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37 深緑の過去2 ページ38

後日、準備が整い次第迎えに来ると言う話になった。

カフェマスター｢済まないっ…本当に！私は、私はお前が嫌いだから手放すんじゃないんだよ！…身分が低い我々国民は、従わなければならないんだ…だから、許してくれ…！｣

ご主人様は俺に必死で謝っていた。そんな姿のご主人様は見たくなかった。
───────
数日後

男がやってきて俺は引き取られた。

城に着くと俺は謎の服を着せられた。

os｢…(可愛くないめぅ…)｣

男｢お前はな、世界一の天才猫だ！1人で貨幣を持ち、物を買う…そんな動物は初めてだ！これより、お前はこの国の神として崇められる存在になるのだ！｣

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初めは崇められるだけの生活。国民がやってきて俺の前に食べ物等をお供えする。
けど、俺はその生活が嫌だった。俺は、ご主人様と一緒にまたカフェで働きたい。来てくれる人が全員笑顔で帰ってくれる、そんな家が大好きだった。

os｢…(ここに来る人は全員、笑ってない。ほんと、つまんな)｣

数日後

最近、夜になると男に呼び出されるようになった。嗚呼、きっとまた…絶望しながら俺は男の元へ向かった

男｢クソが！お前が、お前が目立つせいで！俺の力が弱くなってるんだ！国の統領が、お前のせいで！｣

os｢…ﾐｭ……(痛…)｣

夜になると殴られる。もう俺は、体も心もボロボロだった。だから俺は、この城から逃げ出した。そして……

os｢メゥッ!!｣

カフェマスター｢っ!?なんでここに!!…お前！体が…！すぐに治してやる！こっちに来い！｣

ご主人様の元へ帰った。ご主人様は俺の体を見て治療してくれた。

カフェマスター｢済まない…私のせいで……お前を辛い目に合わせてしまったな…｣

ご主人様は泣きそうな顔で話していた。俺は、ご主人様と今一緒に居る。それだけでボロボロだった心が満たされていった。

……だが、幸せなんで1日も持たなかった。俺の脱走は直ぐにバレ、数時間後にはご主人様の家が取り囲まれていた。

ご主人様は俺を必死に守ろうとしてくれた。だが、軍隊がご主人様に組み付き、襲った。そして───

カチッ

バンッ────

ご主人様を殺した