72話 堀部君の暗殺 ページ27
.
キーンコーン、カーンコーン
堀部君の趣味(?)がタコせんせーに似ていることに驚きつつも、時は放課後となった。
今日は都合良く任務が入らなかった。
それでも椚ヶ丘の生徒を護衛するという任務は、きちんと残っているのだけれど。
個人的にこの暗殺にはとても興味があったから、本当に助かったと思っている。大袈裟かな?
行われる場所は教室。
堀部君とタコせんせー、2人を机で囲むようにしてリングを作った。
真っ正面から挑むのは嫌いじゃないけど、果たしてこれは暗殺と呼べるのか......?
「ただの暗殺は飽きてるでしょ、殺せんせー。ここは1つ、ルールを決めないかい」
シロさんが堀部君の肩を軽く叩きながら提案した。
「リングの外に足が着いたらその場で死刑!!どうかな?」
軽く言ってるけど内容ヤベェよ?
リング外になったら即死刑って。それは逆に、堀部君が着いた場合も同じってことでしょ?
タコせんせーなら良いけど堀部君が着いちゃったら、ちょっと見過ごせないかなー。
彼も今日から椚ヶ丘の生徒なわけだし。護衛対象だもの。
まぁ、タコせんせーのことだ。絶対に殺しはしないと思うけど。
「......なんだそりゃ。負けたって誰が護るんだそんなルール」
「......いや。
皆の前で決めたルールは...破れば
へぇ、タコせんせーって意外とそこらへんはきちんとしてんだ。
グラビア教室で読んでるくせに。
「......いいでしょう、受けましょう。
ただしイトナ君、観客に危害を与えた場合も負けですよ」
タコせんせーの言うことに堀部君はコク、と頷いた。
ナイスせんせー。
これでこっちには被害が来ない......はず!
「では、合図で始めようか」
シロさんがスッ、と右手を上へと挙げる。
そして、下に下ろした。
「暗殺......開始!!」
298人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
小桜(プロフ) - 猫耳パンさん» こちらの方でもコメントくださり、本当にありがとうございます😃大好きと言ってもらえて嬉しいです! (2021年11月26日 22時) (レス) id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
猫耳パン - この作品大好きです。 これからも頑張ってください。 (2021年11月26日 22時) (レス) @page14 id: f830ddeebe (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - コメントありがとうごさいます。凜ちゃんの生みの親としてとても嬉しいです! (2021年11月7日 20時) (レス) id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
こぐら - とっても面白いです!凛ちゃんのキャラが個人的に好きです。可愛い...! (2021年11月7日 20時) (レス) @page44 id: c60a472fe3 (このIDを非表示/違反報告)
小桜(プロフ) - せせせせせええええええええええええさん» とっても嬉しいコメント、ありがとうございます!毎日更新できるように頑張ります! (2021年10月3日 20時) (レス) id: 8b4a915ba2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:小桜 | 作成日時:2021年8月24日 22時