任務先でぶりっ子始めました

２４話 グロッキー先生 ページ27

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東京から京都へやって来た私達は、先ず泊まる予定の旅館へと向かった。

新幹線内でイリーナ先生や烏間先生と楽しい楽しいお喋りをし、気分ウキウキのまま、私は旅館へと入った。旅館は久しぶりだなぁ。


「...１日目ですでに瀕死なんだけど」

「新幹線とバスで酔ってグロッキーとは...」


おや。タコせんせーは乗り物酔いしちゃうタイプなのか。私は全然大丈夫なタイプ。今のタコせんせーは、グロッキー先生だね。

酔って瀕死なら、今殺れるんじゃね？？


「大丈夫？寝室で休んだら？」


言ってることとは裏腹に、岡野さんはタコせんせーにナイフを振るう。それを、タコせんせーは酔いながらもヒラリと交わした。チッ、無理だったか。


「いえ...ご心配無く。先生これから１度東京に戻りますし。枕を忘れてしまいまして」

((あんだけ荷物あって忘れ物かよ！！))


でっかい鞄持ってんのに、忘れ物してんの？？
明らかにいらないであろうリコーダーは持ってんのに、枕を忘れるとか。てか枕いるの？枕が変わると眠れない人？

どーでもいいけど、リコーダー何に使うんだよ。


「どう神埼さん？日程表見つかった？」

「...ううん」


おや？あれはカエデと......美人！！！


『どうしたのぉ、カエデ？』

「あ、A。実は神埼さんが日程表無くしたらしくて」

『え、大丈夫なのぉ？』

「神埼さんは真面目ですからねぇ。独自に日程をまとめてたとは、感心です。でもご安心を。先生手作りのしおりを持てば全て安心」

「「それ持って歩きたくないからまとめてんだよ！！」」


ナイスツッコミ！！このクラスはツッコミ適性があるみたいだね。ツッコミがキレキレすぎる。


『あのしおりぃ、辞書みたいだけどぉ役に立ちそーなのが載ってるよねぇ』

「いや、明らかにいらないのが多いでしょ」

『カエデ辛辣ぅ』

「え、もしかしてA。あのしおり持ち歩いてるの？」

『え？うん、そぉだよ？』

「えぇ〜！凄いね。どうして？」

『どうしてって言われてもねぇ...』


重いから訓練用として、何て言えねーな。

それに持ってきてるのは私だけじゃないよ？

天使ちゃんとか持ってきてると思うけどなぁ。

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