キンプリちゃんの不調 (ページ36)

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紫耀side

しばらくして眠った廉を抱いたまま岸くんと神のいるリビングに向かった

岸「廉大丈夫？」

「うん、今寝たとこ。岸くんも神も今日はありがとね」

神「ううん、俺たち廉に何もしてあげれなかった…」

「何言ってんの、ずっとそばにいてくれてたんでしょ？それだけで十分だよ。」

今の廉にとっては本当にそれが一番の心の支えになる

とは言っても。なかなか納得してくれない岸くんと神

まあ俺も２人の立場だったらきっと同じこと言ってるだろうな、笑

神「でも、、、」

「じゃあさ、俺からお願い事してい？笑、廉の手にガーゼ巻いてあげて欲しいんだけど」

すると廉が起きないように優しく丁寧にガーゼを巻いてくれた神

さすがだわ

俺だったら絶対こんな綺麗にできないよ。笑

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廉が岸くんや神、海人と話せるまではまだもう少し時間がかかるかもしれない

もしかしたらまた、自分を傷つけてしまうかもしれない

不安なことはまだまだ数え切れない程たくさんある

でもそればかりに囚われていたら、いつの日か俺たちは本当に廉を失ってしまいそうな気がする

できないことはできる人がすればいい

ポンコツっていう共通点はあるけど、それ以外は見事にみんなバラバラ

５人それぞれが輝ける武器を持ってると思う

だから廉、そんなに一人で背負わないで

もっと力抜いていいんだよ。