貴方に逢いたい、【オリジナル】 (ページ10)

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1-6 蛇は虎に助けを乞い、また困り果てるページ10

瀧島side

調査をしようと俺は動いた。

この職業をやっているお陰か、人の情報等も知り合いに言えばすぐ分かることもある。

だが、知り合いにすぐ頼るのも申し訳ないから聞き込みをする。

警察のような行動をしているが、俺はれっきとした一般人。怪しまれたら元も子もないから慎重に調査を進める。

まず、依頼人の高校等は聞いてあるから、その高校周辺に行き、調査を進める。

依頼人の話を聞いている限り、彼女の情報はほぼ皆無だ。

これは、大変になりそうだな。

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～高校にて～

　
瀧「すいません、この人、知りませんかね…？」

身なりをある程度整え、世間一般的に言う「イケメン」と言う者に変装する。あまり変装は個人的にあまり好きではないが、仕方がない。

モブ女1「え～、分かんないなぁ～。〇〇分かる～？」

モブ女2「誰誰～？あ～、この人知ってるぅ～！」

いきなり有力な情報が溢れ落ちそうだ。この学校はかなり人数も多い。この情報を大切にしなければ。

瀧「ほう、知っているのですか。どのような人なのかとかは分かりますかね…？」

モブ女2「この人死んじゃったんだよ～？なんかね～、この人“虐められてた"みた～い！」

…ほう。中々の問題だな。

現在、“いじめ”が原因で死んでしまうことも多くなってきた。俺の方にも依頼が来る。

あの様子だと、依頼人はこの事を知らない。

どうしたものか。