【沖田総悟】嫌よ嫌よも好きのうち2【銀魂】 (ページ26)

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沖田「…聞き間違いかもしれねぇからもう一度言ってくれ」

A『だからサイコパスクソ男に拉致されてぶん殴られたんだって』

沖田「それでそんなに怪我してんのか？」

私はうっすらと血が滲んでいる総悟の巻いてくれた包帯を見た

正直殴られた、としか覚えていない
殴られすぎて何発殴られたかも覚えていない
内出血になっていたり血が出ているということは相当殴られたということなのだろうか

A『怪我してるというか…怪我させられたというか…』

沖田「ソイツ殺す」

総悟が自分の刀「菊一文字」を持ち立ち上がった

A『待て待て総悟くん！危ないしやめておこうよ！総悟くんが怪我するとこA見たくないなぁ？』

総悟「何言ってんでィ、彼女が怪我して何もしないでいられる男が何処に居る？安心しろ無傷で帰ってきてやらァ」

A『え！ちょ、本当に…あ！』

総悟は障子を開け外へ歩いていった

追いかけたいが立ち上がろうとすると傷口から鋭い痛みがして転んでしまった

A『あんたが怪我でもして帰ってきたら…』

ーーー

A『と思っていた自分が馬鹿らしいよ』

総悟は何食わぬ顔で、しかも無傷でサイコパス野郎連れて帰ってきやがった

隊士「って言ってもですね、Aさん。沖田隊長、ものすごい形相であの男のこと探したらしいですよ」

A『あいつが？』

隊士「それだけAさんのことを大切に思ってるんですよ」

A『へぇ』

そう言われて悪い気分はしない
むしろいい気分だ

沖田「無傷で捕まえてきてやったぜ？感謝しろよ？」

A『ん…まぁこればっかりは感謝してやるよ、ありがとう…』

沖田「言葉だけじゃ足りねぇ、夜覚悟しとけよ？」

A『おい、私怪我人なんだけど』

沖田「…まぁ今日くらいは我慢してやるよ、怪我治ったら…わかるよな？」

A『体の怪我は治っても心の怪我は治らないからセーフ！』

沖田「心の傷なんざ俺が癒してやるよ、ほら」

総悟が後ろから抱きついてきた

A『…確かにすこし治ってきたかも』

山崎「部屋でやってくださいぃぃぃ！！！見ててイライラしますからぁぁぁ！！！」

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