7.煉獄杏寿郎 ページ9
父が任務により家を留守にし、紡も村の友人たちと遊びに行きAは一人とある作業を黙々としていた
戸の前の掃き掃除をしていると
貴「あっ!杏寿郎さん!」
煉獄「やあ!A!!会いに来たぞ!!」
五歳上の煉獄杏寿郎にAはすぐに抱きついた
貴「私も会いたかった!!」
煉獄「わっはっは!そうかそうか!!」
煉獄はAを腕から下ろす
貴「今日は柱になった日だもん!!杏寿郎さんの大好きなさつまいもの味噌汁と鯛の塩焼き作ってるからね!!」
そう。
今日は煉獄杏寿郎が''炎柱''に任命された日だ
煉獄「おおっ!!それはそれは!!!嬉しいな!!」
貴「...どうだった.....?」
先程の顔とは違い、少し不安そうな顔でAは煉獄に問う
煉獄「喜んではくれなかった!!だが大丈夫だ!!」
煉獄の父は息子が柱になっても喜ばない
Aはその言葉を聞き、少し顔を顰め
貴「杏寿郎さん。少ししゃがんで」
煉獄は頭をハテナにしながらもAの言う通りにする
煉獄「こうか?」
貴「うん。そのままでいてね」
Aは煉獄の頭にポンっと手を置いた
貴「杏寿郎さんは偉い偉い。よく頑張ったね。凄いよ」
貴「杏寿郎さんなら立派な煉獄の名に恥じないような素敵な炎柱になるよ。私が保証する」
自分よりも五つも年下の少女の手はとても小さくか弱い手だが
煉獄にはとても暖かくそしてその言葉にとても救われたのだ
自分のしていた事が認められた。
自分が頑張っていたことは無駄ではなかったんだと
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作者名:歌姫 | 作成日時:2019年7月25日 0時