サイエンス部の活動日誌 ページ4
今日はサイエンス部で月に数回班別れての実験を行う日だ。
通常これでは科学班と生物班に別れ各自顧問から出されたお題についてとことん研究し実験を重ね以降の自身の研究へと繋げるのが目的で開催されている。
「さて...あらかた班決めは終わったな」
「そうだね、では私達を早く決めてしまおう」
そう言って片手で眼鏡を上げ名簿を確認するのは３年のトレイ.クローバーと同じく３年のルーク. ハントだこの2人は顧問から各班の指導者を任されておりどう別けるかを話している。
「私は今回は科学班にしようかと思うよ今回のお題が実に興味深くてねトレイ君はどうする？」
「俺はそうだなぁ...(正直ルーク1人に科学班を任せたら1年生や２年生を振り回しかねないし...でもそうなると生物班の指導者がいなくなる、さてどうしたものか)」
ルーク毎度毎度どこの班にいっては企画外れな事を言って結構難易度の高い実験をする、まだ入ったばかりの1年生や、いきなりの事で困惑する２年生はついてこれないであろう。
トレイが脳内で迷走しているとふと目に入った人物で何かを閃きその人物の名を呼んだ。
「Aっ！少しいいか？」
トレイが呼んだ相手は２年のA.マンバだ、しかしトレイに呼ばれて何かを察したのか少し表情を濁らせつつもトレイ達の方へと足を運んでくる。
「な、なんですかトレイ先輩...」
「実は折り入って頼みたいことがあってな、生物班の指導者を任せてもいいか？」
「おｯ、俺がですか！？む、無理です無理です」
そう首が取れそうな勢いで首を横に振りながら断るAにトレイは眉を下げながら
「そこを何とか頼めないか？今回の科学班の実験は俺も興味があってな、確か今回の生物班のお題は『肥料改良』だったよな？Aこの前それについて個人でやってたし指導者に適任だと思ってな」
「た、確かにやりましたけども...」
「トレビアンｯ！実に良い案だねトレイ君、確かその実験はうちの寮のムシュー.姫林檎とやったらしいじゃないか、彼からはとてと良い指導者だったと聞いているよ！」
「それに来年は３年になったお前が中心となって指導するかもしれないんだし、良い勉強になるぞ」
そう2人に言いくるめられたAはしぶしぶ「わ、わかりました...」了承し、そしてその日の帰りAがクソでかタメ息を吐きながら寮に帰っては寮長に愚痴るのは言うまでもない。
こうしてサイエンス部は成り立っているのであった。
続く
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陽光 - わわ、いつの間に更新されていたんだ…主君の新しい一面みられた！素敵なお話を書いてくださりありがとうございます。（返信や更新も遅れたと言っていますが作者様のご都合もあると思いますし、私は素敵なお話が読めて満足ですのでお気にになさらず） (2020年8月22日 16時) (携帯から) (
レス) id: 17b8cf45ac (このIDを非表示/違反報告)
里中ポルチーニ(プロフ) - 陽光さん» すいません、更新が遅れてしまいました。改めてリクエストありがとうございます！ (2020年8月14日 21時) (レス) id: b3bf1999ab (このIDを非表示/違反報告)
里中ポルチーニ(プロフ) - 陽光さん» 返信が遅れてしまって申し訳ありませんリクエストありがとうございます！！ (2020年8月3日 0時) (レス) id: b3bf1999ab (このIDを非表示/違反報告)
陽光 - リクエストよろしいでしょうか？ラギー君と主君がお互いの名前もききたくないくらいの大喧嘩する話をみたいです！ (2020年8月1日 14時) (携帯から) (レス) id: 17b8cf45ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：里中ポルチーニ | 作成日時：2020年7月5日 1時
