幼馴染の喧嘩事情 ページ3
「そういえばお二人って喧嘩とかよくするんですか？」
「...唐突ッスねぇ監督生君」
そうラギーが言えば監督生は『ふと気になったもので』と少し体を乗り出しては興味津々に聞いてくる。ちなみに3人は今植物園にて雑草抜きをしている最中だ。
「ん〜...頻繁にはやらないしナイトレイブンに入学してからはないなぁ」
「ガチの喧嘩とかはした事あるッスけどそれも小さい時ッスね〜」
「へぇ〜そういうもんなんですねぇ」
「そういうもんスよ」
「そうそう」
Aとラギーはそう監督生に笑ってこう言っているが、この2人に実は結構頻繁に喧嘩をしているのである。
2人ともその喧嘩の内容を詳しく聞かれたくないのか監督生に『そういえばお二人ってよく喧嘩とかするんですか？』と聞かれた瞬間に目を合わせては意志疎通するのであった。
ちなみに、ここ最近で起こった喧嘩は『どっちかの性癖を他の人に話してしまった』というのが原因で始まった。
ラギーはレオナに笑われ、Aはイデアから静かにAの性癖が詰まった本を渡され、寮生からは暖かい眼差しが送られるという事がおこった。
どちらも激怒し口喧嘩になったが
「お前なんて！地面に干からびたミミズと大差ないくせに！鈍間で見た目も地味な奴が俺に口喧嘩とか100回生まれ変わってからにしてほしーッスねぇ！？」
「ｯ....このｯお前なんてお前なんて
バーカｯ！バーカｯ！ラギーなんてバーカｯ！！お前なんて腐った食べ物食べて腹下しちまえぇぇえ！！！」
Aは口喧嘩がクソほど弱かったのであった。その後は口喧嘩に負けたAが走り去ってはイデアの部屋で閉じこもりイデアがログボをもらい損ねるという事件がおきた。
「A氏ぃぃい！何故に拙者の部屋なんでござるかぁ！？」
それから数日は2人とも廊下でも校内どこでもお互いの匂いがしたら別ルートを行き顔を一切合わせないのである。
「んっ...? あージャック君俺すこーし用事思い出したんで先に寮帰っててくれるッスか？」
「え？あ、わかりました」
そして、こんな2人の仲直りの仕方は毎回決まっている...それは
ﾋﾟﾛﾝｯ!
「「あっ...」」
「...Aお前にもきたんすか」
「あぁ...やっぱりアイツに言われるとどうもしたがっちまうよなぁ
俺の妹にはさー」
そうAの妹から連絡が何故か毎回きては強制的に仲直りさせられるのだった。
「「やっぱりサバナの女は強いな/ッスねぇ〜」」
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陽光 - わわ、いつの間に更新されていたんだ…主君の新しい一面みられた！素敵なお話を書いてくださりありがとうございます。（返信や更新も遅れたと言っていますが作者様のご都合もあると思いますし、私は素敵なお話が読めて満足ですのでお気にになさらず） (2020年8月22日 16時) (携帯から) (
レス) id: 17b8cf45ac (このIDを非表示/違反報告)
里中ポルチーニ(プロフ) - 陽光さん» すいません、更新が遅れてしまいました。改めてリクエストありがとうございます！ (2020年8月14日 21時) (レス) id: b3bf1999ab (このIDを非表示/違反報告)
里中ポルチーニ(プロフ) - 陽光さん» 返信が遅れてしまって申し訳ありませんリクエストありがとうございます！！ (2020年8月3日 0時) (レス) id: b3bf1999ab (このIDを非表示/違反報告)
陽光 - リクエストよろしいでしょうか？ラギー君と主君がお互いの名前もききたくないくらいの大喧嘩する話をみたいです！ (2020年8月1日 14時) (携帯から) (レス) id: 17b8cf45ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：里中ポルチーニ | 作成日時：2020年7月5日 1時
