あなたがいた証

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マホトside


『う、』


看護師「先生！気づかれました」


目が覚めたら白い天井で、


医「ここは病院です。自分の名前言えますか？」


『渡邊摩萌峡です』


医「なぜここにいるかわかりますか？」


『俺倒れたんですか？』


医「そうです。
良かったですね奥様と同居人の方がいらっしゃって」


『俺は病気なんですか？
あとどのくらい生きられるんですか！？』


医「落ちついて下さい！
まずはそれを調べるために検査を行います。』



それからいろいろな検査を受けて、

いったん病室へ


自分が病気だろうってことは分かってた。


咳はずっと出てたし、
肺の痛みで夜も眠れなかった


でもカイワレのツアーがあったし、Aたちにも心配かけたくなくてずっと我慢し続けた



医「検査結果が出ました。

まず...どうしてもっと早く病院に来なかったんですか」


『すいません。みんなに迷惑かけたくなくて』


医「こんな状態になるまでなんで我慢したんですか…」


『先生、教えてください。
俺は何の病気なんですか』



医「渡邉さんは肺がんです」


『がん...』



俺は先生も見たことないくらい進行が早いこと。

手術ができないこと。

そして、、



余命が半年だということ。



全て聞かされた




『先生...

俺まだ死ねません。


まだやりたいこといっぱいあるんです。


Aとの子どもだってほしい、
まだまだ育ってない後輩だっていっぱいいる。


俺絶対に治します！』




医「治る可能性が０なわけではありません。

どれだけ生きられるか、治せるかは渡邉さんの、気持ち次第です。

その気持ちを強く持ち続けてください！

一緒にがんばりましょう！」



『みんなと、会えますか？』


医「もう少し休んでください。
それと、ご家族の方にもお話しなければならないので」


『わかりました』




半年...


全然実感がわかなかった


確かに肺は痛いし、ずっとだるいけど

ついこの間ライブだってして、、


A、Aは泣くのかな。

きっと自分を責めるんだろう


『ごめんな...』


頬に暖かいものがつたる


『くそっ！
げほっ、げっほ』






『はぁ、はぁ、、』




俺は絶対に負けない。


こんな所で死んでたまるか。

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