あなたがいた証

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次の日...


マホトはもうすっかり良くなったみたいで普通にご飯も食べて元気そうだった


昨日のはなんだったんだろうなんて考えていたら...



病室の戸がノックされ、お医者さんが入ってきた


医「おはようございます。
体調は良さそうですね

少しお話があるのですが…」




お義父さんとお義母さんも呼ばれ

マホトが最初に倒れた時説明を受けた部屋へ


『A、大丈夫か？』


「ごめん、大丈夫」


『悪い知らせじゃないよ。
絶対。』


「うん。」




医「突然お呼びして申し訳ありません。」


「いえ、それで...？」


医「渡邉さんの病状のことで少しお話がありまして...


実は、がんが少し小さくなっています。」



『「え？」』


母「だって見たことないくらい早く大きくなってるって…」


医「そうなんですが、退院されてから少しづつですが小さくなっているんです。」


『それって、治る可能性が上がったってことですか？』


医「はい。
もう少し小さくなれば手術ができるかもしれません」


父「そんなことってあるんですか...！」


医「私達も驚いています

もしかしたら、退院されて家に戻られたことで生きる活力が強くなったからかも知れません。」


母「いつ、手術できるんですか？」


医「まだなんとも言えませんが、このまま小さくなれば手術で摘出が可能になるかも知れません」


「...治してください

マホトを治して下さいっ、お願いしますっ！」


『A、、』


医「もちろんです。
渡邉さん、がんばりましょう！」


『はい！』





「失礼します。」


部屋を出て病室へ戻る



『だから言っただろ？
絶対、悪い知らせじゃないって！』


「よかったっ、ほんとによかった！」


母「Aちゃん、改めてマホトのことよろしくね」


「はいっ！」



やっと、やっと希望の光が見えた


本当に本当に嬉しかった。


絶対治る。マホトはまた元気にライブができるようになる！




それまでずっと、支えていこうと誓った

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