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「ぐふっ」


とっさな判断で、その時私はお腹を蹴っていた。


そこで緩んだ手を振りほどいて細道の奥へと走って行った。


でも、土地勘が無さすぎて迷ってしまった。


そこら辺にあったダンボールの山に隠れた。


『はぁ、はぁ、』


涙が出てくると同時に頭の奥の何かがうずめき気持ち悪くなる。


『銀ちゃ…』


携帯で銀ちゃんに電話をかける。


「はい」


そうだるそうに出る銀ちゃん


『銀ちゃ…っ、』


泣きそうな声と、気持ち悪さを抑える声と、怖くて声が出ないのが混ざって声がちゃんと出ない。


「どうした?」


少し焦り気味で言う銀ちゃん。


『銀ちゃ、ん助けて…あいつに、追っかけられて、』


「今どこだ!」


まだ説明の途中なのに焦ってドアを開ける音がする。


「銀ちゃんどうしたネ?銀ちゃ〜ん」


と穏やかな神楽ちゃんの声も無視して外に出た音がした。


「そんでどこだ?」ともう一度聞いてくる声にハッとして周りを見る。


『…わかんない、』


パニック状態で、何も頭に入らない。


「位置情報送れ」


そう言われ、携帯の操作を始める。


手が震え打つのに時間がかかる。


やっと送り、「わかった待ってろ。」そう言い切れた電話。


バイクで来るのか走ってくるのか分からないが早く来てと願う。


しばらくするとガサガサと音がした。


銀ちゃんかと思って顔を出したのが間違いだった。


あいつと目が合ってしまった

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設定タグ:銀魂 , 坂田銀時 , 万事屋   
作品ジャンル:恋愛
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紅狼 - え、嘘終わり?、うそぉぉぉぉおぁぉぉぉ!!!! (1月6日 8時) (レス) @page26 id: c1d0e4500e (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - え?終わりですか?続き気になりますぅぅぅぅぅぅ!!! (2019年9月24日 18時) (レス) id: 05a7ae8b8e (このIDを非表示/違反報告)
るあ。(プロフ) - 続きがきになるぅぅぅうううう!!!更新楽しみにしてます!頑張ってください! (2019年5月16日 18時) (レス) id: ef18dc2e9e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - とっても、面白いです!続けて欲しいです! (2019年5月6日 10時) (レス) id: 0549354a1e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海蘭 | 作成日時:2019年2月24日 1時

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