【手下】くらげの話【マルフィ】

28話目 ページ34

返答に詰まってしまったところでダルメシアさんがすごい勢いで登場した。

びっくりしたけどナイスタイミングすぎる。


Ｖ｢はいはい、食べるならとりあえず座ってね〜。
でも食べる前に明日の確認が先だから！｣

ダルメシア｢わかってるよ〜！｣


元気に返事をしながら素早く席につくダルメシアさん。

それを合図に各自が席に座っていく。


朝と同様、またもやジョーとマルフィさんに挟まれてしまった。

ふたりとも大きいから肩身が狭い。

左右に壁があるみたいだ…。




Ｖ｢…皆揃ったので、明日の確認をしたいと思いまーす。
明日のリクルーターは
メンズがエイトフット、マルフィ、アップル
レディースがA、ヴェール、スカー
場所とかペアは各自で相談して自由に決めてね〜。
じゃあ食べようか！｣


ミスターの話が終わると、各々がいただきますをしていく。

1番早いいただきますはやっぱりダルメシアさんだった。


ジョー｢…美味いな。お前結局手伝ったのか？｣

『まあ少しは。さすがにあれは見てらんないし、ジョーが見て見ぬふりするから…。』

じとっとジョーを睨むが素知らぬ顔をされた。


しかし今日のハンバーグ、久々に料理したとはいえ中々美味く出来ている。

なつかしい味だ。

この作り方は確か、母親に教わったんだっけか。

...？母親？なんだか変な感じが。


母親の顔が出てこない。

記憶を手繰り寄せるが、顔どころか名前も出てこない。



私には人間の頃に母親がいた。



この事実が漠然とあるような...。









ジャック｢なんてったってAは人間だったんだから！｣

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