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私の好きな平野くん。 ページ3
私、瀬崎Aは今日もある人に会いたくて、保健室へと足を運ぶ。
――ガラガラ……。
鼻にツンッとくる、保健室特有の匂い。
窓の外から見える景色は1か月前と比べると、緑がとてもきれい。
開いていた窓からふわりと風が吹いてきて、それが心地良い、そんな季節。
保健室の奥に進むと、ベッドが2つ。
1つは誰もいない空のベッド。
もう1つは、カーテンが閉まっていて。
「んっ……紫耀……っ……」
あぁ……こういう声を聞いてこんな風に胸が苦しくなるのは、これで何度目だろう。
カーテン越しに艶っぽい声で平野くんの名前を呼ぶ、女の子の声。
カーテンの向こうで何が行われているかなんて、わかっている……だっていつものことだから。
耳を塞ぎながら保健室の外に出る。
扉の横にしゃがみこんで、平野くんを待つ。
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★ - ページ5【私は毎日放課後の保険膣に来ている。】→保健室に来ている、 ページ6【平野くのこの匂いもすごく好き……。】→平野くんの だと思います。 (2019年9月23日 16時) (
レス) id: 44d28ad2ed (このIDを非表示/違反報告)
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