番外編4 バレンタイン(1) ページ41
さあやside
今日はバレンタインデー。
私はブラウニーを持って大学へ来ていた。
友達と交換する友チョコと、
水泳部で配る義理チョコ、
そして郁弥くんの本命///
「おはようございます!」
「さあやちゃん、おはようー。」
同じマネージャーの先輩と着替える。
「あ、これチョコねー。」
「ありがとうございます!これ、私からです!」
着替え終わって、朝練に行く。
_____________________
「じゃあ今日はここまで!
おつかれ!」
「おつかれさまでした!」
朝練が終わると、郁弥くんのところに行った。
「郁弥くん、これ...。
今日、バレンタインだから...///」
そう言ってチョコを渡す。
「...ありがとう。」
ふわっと微笑まれてしまってドキドキする///
「さあやちゃん!
配るよー。」
「あ、はい!
後でね、郁弥くんっ!」
「え、ちょっ...!」
他の部員にチョコを配っていると郁弥くんと目が合った。
しかし、すぐ反らされてしまう。
「...!?」
いつもなら手を振ってくれたり、笑ってくれるのに...!
私、何かしちゃったのかなぁ...。
そう思ってへこんでいると、日和くんに話しかけられた。
「これ、配っとこっか?
郁弥のとこ、行ってきたら?」
「...!!
ありがとう、日和くん!」
配るのは日和くんに任せて郁弥くんを追いかける。
「郁弥もヤキモチ焼きだなぁ...。」
そんな日和くんの呟きは誰も聞いていなかった。
_____________________
「郁弥...くんっ!」
「恋人っ...!?」
どうにか走って追いついた私は郁弥くんを見つめる。
「郁弥くん、私...何かしちゃった?」
「いや、なんというか...」
知らない間に何かしてたんだ...。
郁弥くんに嫌われたらどうしよう。
「ごめん。
ごめんね...郁弥くん。」
涙が零れそうになる。
「ー、違うから。
...嫉妬だから///」
「え...?」
「他の水泳部のやつらにもあげてたでしょ?」
そう言うと郁弥くんは真っ赤になった。
「...恥ずかしいじゃん//
こんなことで嫉妬して...。」
か、かわいい...!
思わず笑みがこぼれると郁弥くんは更に赤くなり、頬を膨らませた。
「もー、さあや、ひどい...。」
そんなとこまたかわいくてクスクス笑いながら郁弥くんが持っている紙袋を指さす。
「中...見てみて。」
郁弥くんが紙袋からブラウニーを取り出す。
「っ...///」
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まいまい☆ - おそ兄大好き。(元、一松大好き。)さん» ありがとうございます。よろしくお願い致します。 (2019年8月9日 21時) (レス) id: e4e68df0f1 (このIDを非表示/違反報告)
おそ兄大好き。(元、一松大好き。)(プロフ) - イベントに参加して頂きありがとうございます!お気に入り登録と評価させてもらいました。時間があれば作品も読ませてもらいます。 (2019年8月9日 6時) (レス) id: 254ec47258 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい☆ - http://uranai.nosv.org/u.php/novel/vonvon/ (2018年12月27日 15時) (レス) id: c479711da3 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい☆ - 不快になられた方々、申し訳ありませんでした。許されないことをしてしまったので前みたいに読んでくださいとは言えませんが、一応続きはのせておきます。 (2018年12月27日 15時) (レス) id: c479711da3 (このIDを非表示/違反報告)
まいまい☆ - 江梨もぐさん» はい!わかりました!リクエスト、ありがとうございます! (2018年12月8日 21時) (レス) id: c479711da3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まいまい☆ | 作成日時:2018年10月30日 21時