検索窓
今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:6,423 hit

20 ページ21

「カレン」
と桂は声を掛ける。

カレンはちらっとこちらを見てフラット達の方を向き、
「私はこの聖杯戦争の監督役代理、且つマスターです。サーヴァントはアヴェンジャー、真名アンリマユ。」
と簡潔に紹介した。


「おっけー!大体のことはわかったよー、で、どうすんの?」


カレンが再度口を開き、答える。
「今は他の勢力がどうなっているのか全くわかっていません。ですから、闇雲に動くこともできない。
まずは、夜に街中や住宅街、サーヴァントが居そうなところ…?を探してみましょう。もしかしたら誰かかかってきてくれるかもしれません。

そして、戦力の増強です。もしサーヴァントやマスターを見かけたなら交渉するなりして、できるだけ味方に引き込みましょう。敵勢力と少なくとも同等の戦力を得なければ、勝ち目はありません。

それから……
桂、あなたです。」

突如指名された桂はビクッとした
「は、はい!?」

「あなたは魔術師でしょう。ただ魔力を持つだけの。ですから、あなたには魔術を使えるようになってもらいます。」

桂は確かに魔力を持つだけの、いわば少し特別な一般人。サーヴァント召喚の際膨大な魔力を持つことがわかったが、そこまでだった。

「わかったわ。」

「では教会へ戻りましょう。そこで魔術回路の属性や使える限度を調べます。夜までに終わらせますよ」
「それから皆さん、夜になったら各々巡回をお願いします。休戦協定を結んでいるので身内で闘うことは無いでしょうが、何かあれば使い魔を寄越すなり何なりして下さい」

「りょーかい!じゃあグレイちゃん、街に出かけるぞー!」
「あっ待って下さい!」
そういってフラットとグレイは部屋を出て行った。

「では私達も戻りましょう。」
と半ば空気だった天草が部屋を出て行く。

カレンと桂が部屋を出て扉を閉めると勝手に鍵がかかった。

教会に帰り着いたのは午後の4時。
3人は一室に入り三カレンがどこかの部屋から色々な道具を持ってきた。

「まず魔術回路の属性を調べます。脱いで下さい。」


「……へっ?」

雰囲気を察してか天草が部屋から出て行き、桂はカタカタ震えだす。
「脱ぐって、ぬぐとは」

「あぁ、上着を脱いでという意味です。何を想像したんです?ぜひ教えて下さい」

「いっ、嫌よ!!あと何も想像してない!!」

「面倒くさいですね、早くして下さい」

桂はいそいそと上着とシャツを脱ぎ、下着になった。

「では調べます」
部屋に光が満ちる。

21→←19



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.6/10 (17 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
23人がお気に入り
設定タグ:Fate , FGO , 聖杯戦争   
作品ジャンル:ファンタジー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

にに(プロフ) - ありがとぉう!!私、頑張る!!!!!! (2021年8月25日 17時) (レス) id: aa61a44260 (このIDを非表示/違反報告)
ひらめ(プロフ) - もけぺんさん» 面白いです!!これからも応援させていただきます!!!! (2021年8月25日 17時) (レス) id: da5ae24658 (このIDを非表示/違反報告)
もけぺん - そうですよね……言峰さんとか天草くんとか……Fateだとなんか暗いところにいるイメージします笑 (2021年8月24日 14時) (レス) id: aa61a44260 (このIDを非表示/違反報告)
あいでっと(プロフ) - 神父って怖いイメージあるよね… (2021年8月24日 7時) (レス) id: 81182bc18e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぺんぎん | 作成日時:2021年8月24日 6時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。