２ー２２ ページ25
雲雀side
麻里奈と出会ったのは、八歳の頃だった。
そのころの僕は、まだ幼く、力もなかった。
両親がよく海外出張でいなかった僕は、何時の間にか一人でいることが普通になっていた。
彼女と出会ったのは、そんな僕が群れていた馬鹿共にからかわれていた時だった。
麻里奈「うるさい。シバく。」
一瞬の出来事だった。
群を蹴散らしているその姿に、僕は純粋に凄いと思ったし、何よりも僕に“強さ”を欲するようにするには大きすぎる程だった。
それ以来、麻里奈と僕はよく会うようになった。
彼女の兄姉にも会った。
優しい人達だった。
雲雀「…僕も、あんな兄弟が欲しかったなぁ…。」
麻里奈「あの人達は、本当の私の兄姉じゃない。」
衝撃だった。
本当の兄姉じゃない、そう言った彼女の目は弱々しくて。
止めてよ、そんな目。
僕が欲しかったのは、
そんな目なんかじゃない。
雲雀「だったら何？そんなことで弱くなるの、君は？」
早く、元に戻って。
雲雀「弱くなるのなら、僕はそんなものいらない。」
僕が望むのは、君のように“強く”なることなんだ。
雲雀「僕は、」
雲雀「群なんか、嫌いだ。」
A「雲雀さーん！起きてー!!」
目が覚めると、目の前にいたのは白い髪をなびかせながら僕の顔をのぞき込んできているAだった。
雲雀「なんで此処にいるの。」
A「麻里奈さんが見つからないんです。雲雀さん、どこにいるか知りませんか？」
この子は、昔の麻里奈に似ている。
どこが、と聞かれれば答えられないが、Aを見ていると、昔の麻里奈を思い出す。
雲雀「…そんな事、僕は知らないよ。」
ねぇ、麻里奈。
あの時君を傷つけた事を謝ったなら、
昔のようにまた、
君を想うことを許してくれるかな。
横にいる銀髪の髪が、風に吹かれて揺らぐのが見えた。
続く (更新停止中)
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シーナ(プロフ) - レウス＆レイアさん
コメント返さなくてすみませんでした。きちんと誤解を解きたいので、もう一度コメントしていただきたいです。 (2014年8月29日 0時) (携帯から) (
レス) id: 4824d8ca4e (このIDを非表示/違反報告)
レウス&レイア - こんばんは ・・・・僕って鬱陶しいですか・・・？ それならゴメンナサイ（＞＜） (2014年7月16日 21時) (レス) id: e39ccf8396 (このIDを非表示/違反報告)
レウス&レイア - こんにちは〜 ・・・というよりこんばんはですよね（＾＾） (2014年6月30日 21時) (レス) id: e39ccf8396 (このIDを非表示/違反報告)
レウス&レイア - お久しぶりです！！ 戻ってきましたよ〜 テストの果てかr((殴 (2014年6月20日 20時) (レス) id: e39ccf8396 (このIDを非表示/違反報告)
レウス&レイア - 今日からテスト勉強で少し来れません 来週の後半には来ると思うので待っていてください （ちょっと文がおかしいと思いますけど） (2014年6月9日 21時) (レス) id: e39ccf8396 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シーナ | 作成日時：2013年8月1日 13時
