わたしのきらいなもの ページ9
私……大好きなものはいっぱいある。
数え切れないくらいにね。
でもね、大嫌いなものも沢山ある。
思い出したくないあの過去は、
今でも私を苦しめる。
しかも……それは私がここで生きていくには
キツいんだ。
いくらトリップしてきた身だとしても。
私に、あんな過去の縛りがあるから、
このギルドで辛い思いを沢山するだろう。
そして沢山の人々に迷惑をかけるだろう。
『誰かに必要とされたい』
それが私の願いなんだ。
私だって、フェアリーテイルの読者でありファンだから皆が描いてきた物語を知ってる。
知り尽くしてる。
だから私もちゃんと皆みたいに過去に向き合わなきゃってね。
まずは、独りで抱え込まないようにすること。
でもそれが一番難しい。
誰かに相談?
そんな勇気なんてない。
例え好きなキャラ相手だとしても言えない。
そう、私の過去を誰かに話せる時があるのならば…………
それはきっと、事が起こってからなんだろう。
終わり ログインすれば
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作者名:ゆった | 作成日時:2015年3月28日 21時