5.カーディガン ページ6
「この部屋少々暑くないですか?」
「そうねェ……沢山動いたものね」
レッスン開始からもう2時間が過ぎていた。エアコン設定が弱のまま、なのはさすがにちょっと暑いよねぇ。特に俺たちはずっと踊ってるわけだし。
「温度下げちゃいましょうか」
「風量もあげて〜」
冷たい風に冷たい水。普段は常温しか飲まないけど、さすがに真夏のレッスン中は別。熱中症になっても困るしねぇ。あぁあとタオルも必需品。
「ほら、これ着て。
体冷やしたらダメでしょぉ?」
『んー……ありがと!』
「まったく……次からロッカーに置いておくこと。
いいね?」
『はーい』
日差しでポカポカする窓の前に座る幼馴染。今度のライブの企画書をまとめているらしく、まるで他のことなど気にしていない。一度集中すると周りが見えなくなっちゃうから。
「カーディガンまで持ってきてるのね?」
「俺が昔使ってたヤツだけどね。
あいつ絶対持ってないと思ったからさぁ」
「さすが泉ちゃんね」
中学生の頃使ってた黒のカーディガン。それでもAには大きいみたいだけど、まぁ許容範囲でしょ。ただでさえ元の体温が低いのに、これ以上下げたら大変なことになっちゃうから。意外と夏の方が危険だったりするんだよねぇ。
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ふぁる(プロフ) - @雨粒(`・∀・´)@推しを笑顔に!!さん» ありがとうございます!!そう言っていただけると嬉しいです♪楽しんでいってくださいね〜 (2020年8月28日 22時) (レス) id: e885882f23 (このIDを非表示/違反報告)
@雨粒(`・∀・´)@推しを笑顔に!!(プロフ) - え、もう内容画好きで、KnightsPの私に最高な物語ばっか描きますね……もうほんっとに最高です!いつも応援させていただいています!作品作って下さりありがとうございます! (2020年8月28日 20時) (レス) id: 78b28daee8 (このIDを非表示/違反報告)
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