Monopoly ページ34
「早速ですが撮影の方はじめていきまーす!!」
時の流れというのは早いもので、気がつけばもう卒業を来週に控えた3月の末になっておった。先日取材だけ終えた雑誌の写真撮影、各ページに1枚以上、表紙も撮りたいからと計20枚以上は撮られたじゃろうか。
「Aさんのドレスとっても素敵ですね……！
先日のオレンジも似合ってましたけど、黒みたいな落ち着いた色も似合うなんて素敵です!!」
『ありがとうございます。
ドレスなんて滅多に着ることがないので緊張しますね……』
「大人っぽくて綺麗ですよ
髪型もそれに合わせていきますね」
『ありがとうございます』
スタイリストさんと楽しそうに喋りながら、我輩の選んだドレスを着る嬢ちゃんに優越感を覚える。さて、我輩も自分の準備をしなければのう。
「嬢ちゃん、ちょっとよいか」
『……？はい』
「せっかくピアスを開けたのじゃ、使わないともったいなかろう。我輩のものをつけてやろう」
『ほんとですか、ありがとうございます!!
ピアスって憧れだったんですよ〜』
デビュー当時から使っている、気に入りの赤色のピアス。我輩は違うものを持っているし、なによりこのピアスに見覚えのある者も少なくないじゃろう。
……匂わせ？あたり前じゃねぇか
むしろ恋人自慢の何が悪いっていうんだろうな？
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ふぁる(プロフ) - AYさん» ありがとうございます！凄く嬉しいです♪♪最後まで楽しんでいただけるよう頑張ります!! (2020年6月2日 23時) (
レス) id: 66c69d5d72 (このIDを非表示/違反報告)
AY - このお話大好きです。更新頑張ってください！！応援してます♪ (2020年6月2日 23時) (レス) id: b293a3810d (このIDを非表示/違反報告)
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