Knight ページ27
一瞬にして静まりかえる場の空気。式場も、この部屋も。タキシードに身を包んだ月永くんの登場から、みなの視線は一様にテレビに釘付けじゃ。
「
『
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リムジンを降り、その場に跪いたのは月永くん。差し出された手を取って降りてくるもう一人……ハイヒールにオレンジのドレスを纏った、我輩の待ち望んだ嬢ちゃんであった。
フラッシュが眩しい。嫌になるほどの報道陣に囲まれたふたりじゃが、気にすることなくレッドカーペットを歩き出す。まるで一国の頂点であるお姫様と、それをエスコートする騎士かのように。
「へぇ、王様もなかなかやってくれるじゃん」
「Aちゃんもドレス似合ってたね〜。
ね、朔間さん」
「……そうじゃのう」
色が少々気に入らないがのう。
黒か、赤か。そんな色のドレスの方が嬢ちゃんには似合う、だなんて。ただの我輩のエゴなのじゃろうか。
それにしても……月永くんも、随分なことをしてくれるわい。
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ふぁる(プロフ) - AYさん» ありがとうございます！凄く嬉しいです♪♪最後まで楽しんでいただけるよう頑張ります!! (2020年6月2日 23時) (
レス) id: 66c69d5d72 (このIDを非表示/違反報告)
AY - このお話大好きです。更新頑張ってください！！応援してます♪ (2020年6月2日 23時) (レス) id: b293a3810d (このIDを非表示/違反報告)
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