story9☆ ページ11
「陽の使者と星の使者は、ずっとずっと昔から争っていました。
それは、みなさんが生まれるずうっと前。先生もまだ生まれていません。
そして、私たち空の使者ができたのも、その時です。
陽の使者と星の使者の争いによって、この国は野菜もお米も作れなくなってしまうほど荒れていました。
村人はみんな食べ物に困って、いつもお腹をすかせていました。
そんな国が嫌だった、変えなければと思ったのが、"アンドレア"です。
彼女は仲間を集め、そして空の使者を作りました。
私たちが今こうして毎日学校に行けるのも、そして血を流さずに生きていることも、全て彼女のおかげです。
アンドレアに感謝し、空の使者を誇りに思いましょう。
さぁ、今日の授業はこれでおしまいです。みなさんよく頑張りましたね。」
カラン、コロンと鐘が軽やかに響くと、メリンダ先生は教室を出ていった。
けれども、私の耳にはまだ先生の柔らかな声が流れていた。
アリシア「私、やっぱりメリンダ先生の授業好きだなぁ〜!なんか、こう、はっ!ってするの」
アラム「あぁ、わかる!毎日学校に来て、授業受けて、アリシアと話せるってことは当たり前だと思ってたけどさ、陽の使者とか星の使者の人たちって、そういうの出来ないんだもんなぁ。
どうして争いなんてするんだろう。」
隣から、アラムの低い声とため息が聞こえた。
あぁ、やっぱり彼は優しい人だ。
私は顔を見て話そうと、椅子をギギッっとひきずった。
しかし、そこに見えたのは、傷だらけで、血に赤黒く染まったアラムの顔。
「いやぁぁぁぁああああああああああ」
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作者名:セレーナ・ラフィーネ&しろーん x他1人 | 作成日時:2018年2月15日 15時