68話 ページ26
目の前にいたのは
いかにもクールで
いつも涼しい顔で
優しくて
私の命の恩人の
貴『…パァッ
おかえりなさい!!ロンガさん!!』
ロンガ「…あぁ。ただいま」
3週間ぶりである
・*:..。o○☼*゚・*:..。o○☼*゚・*:..。o○☼*゚
コトッ
私たちはちゃぶ台に三つのコップを置き
久しぶりに顔を合わせた
貴『仕事は終わったんですね!
3週間もいらっしゃらなかったので
ちょっとびっくりしました』
ジロ「うむ。
主はロンガの帰還を心待ちにしておった
もちろん。私もだぞ!!」
私たちは時間を気にせずおしゃべりをした
ロンガさんは最初はこの空間が気持ち悪いのか
居心地悪そうにしていたが
私の話、お料理が上手くなったこと
Creatorとしてなんとか頑張っていること
ジロちゃんとの生活をつらつらと喋っていると
だんだん笑顔になって
ニコニコとしてくれていた
すると
ジロ「…しておぬし。その腰の怪我はどうした?」
急に目線が鋭くなったと思いきや
ジロちゃんは静かに体に目を向け
私は驚いたとともに次の言葉を待った
ロンガ「…ちょっとな。」
む。
貴『ちょっとってなんですか?
そもそもどんなお仕事されたんです?』
じっとロンガさんをみる
………
……
…
ロンガ「はぁ。
異生物の捕獲、駆除だったのだが」
?異生物。
ロンガ「…」
ロンガさんが言葉に詰まる
…何か言い難いことなのだろうか
ロンガ「…異生物は人間だった
………刻印がされたな」
ジロちゃんがはっと目を開く
汗が流れ
顔色もよろしくない
…?全然わからない
ジロ「まさか、もう完成しているのか
”クローン計画”が」
貴『…(クローン計画)』
私はその言葉の意味がわからなかった
クローン
確か形、性質、全てをコピーしたかのような生物
……だったはず
ミアさんに訓練のときに聞いた気がする
もし自分が何人も何人も
”作られていた”としたら
ゾッとする
貴『(気持ち悪い)』
ロンガ「…おそらくまだ、完成はしていない
しかしこのままでは…」
ジロ「まずいぞ。そんなことになっては…
………?主。どうされた。顔色が良くないぞ」
”クローン計画”
……いやな。嫌な感じ
スリスリ
はっとする
気づくとジロちゃんが私に頭をすり寄せてきた
貴『…ありがとう。大丈夫だよ』
嫌な予感がする
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なこむペッパー(プロフ) - Ryoさん» 遅くていつもすみません!!見てくださってありがとうございます!頑張ります!! (2018年7月7日 23時) (レス) id: e3a404bae9 (このIDを非表示/違反報告)
Ryo(プロフ) - 更新頑張ってくださいな(`・ω・)b (2018年7月2日 20時) (レス) id: b823da6549 (このIDを非表示/違反報告)
なこむペッパー(プロフ) - まありなさん» ありがとうございます!!早速やってみました!…出来てますかね?わざわざ教えてくださって本当にありがとうございました!ノロノロ更新ですが、楽しんでいただけると嬉しいです!! (2018年6月30日 16時) (レス) id: e3a404bae9 (このIDを非表示/違反報告)
まありな(プロフ) - URLは各話の文章の上に出てくる地球の様なマークを押したら今までに作った作品(関連付けされている物のみ)が出てくると思うので、その横のこの作品を挿入という所を押してもらったら貼れると思います。 (2018年6月23日 20時) (レス) id: 69e2d78fba (このIDを非表示/違反報告)
なこむペッパー(プロフ) - 大槻涼於さん» えぇ…?!?!?!オホシサマ…。本当にありがとうございます!!更新早く出来るように頑張ります!いつも気長に待って下さってありがとうございます!! (2018年6月13日 19時) (レス) id: e3a404bae9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なこむペッパー | 作成日時:2018年5月6日 13時