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34話 ページ34

ペコリ

玲「あ、いや。そんな

大したことしてないですし」

?「俺の仕事上体が動かなければ稼げないのでな

とても助かった。ありがとう」

玲「は、はい!よかったです!」

心無しか玲奈も嬉しそうだ

ミア「体は大丈夫?」

?「あぁ、もう全然動ける」

とぐるぐると腕を回して見せた

玲「…少し傷んでるみたい」

?「…まぁ、これくらいは大丈夫だ」

と笑う

なんて綺麗に笑うのだろう

貴『(変態か私は)』

命の恩人になんてことを思ってしまったのかと

自分を反省しながら次の言葉を待った

ミア「…所で貴方お名前は?」

?「…俺か。何故そのようなことを聞く」

急に緊張した空気になる

ミア「何故…ね。

貴方もしやと思ったけれど

職業はハンター…かしら?」

キラリと目を光らせ問いかけるミアさん

?「ふっ。そうだと言ったら?」スクッ

立ち上がり手を前に出し

貴『(まさか、ここで?)』

明らかに敵意を見せる黒髪の人

ミア「あら?やる気なの?」スッ

ミアさんも笑を浮かべ少し楽しそうに構える

?「あぁ、貴様がどちら側の人間なのか知らないからな」

貴『(いやいや。ちょっと待ってよ)』

私はというと、この状況についていけず

このままやられたら こっちが死ぬなと思いながら

ヒヤヒヤと座っていると


玲「…待ってください」

ピシリと空気が締まる

?「…」

玲「この方はオリヴィア・リ・ミア・リオン様です

いくら貴方が友人の命の恩人でも

この方に手を出すならば黙って見ているわけには行きません」スッ

お引き取りください

と淡々と冷たい目で話す玲奈

その手にはいつの間にか棒のような物が握られていた

?「…

なるほど。ミア様ね。」

ん?

?「これは、失礼致した。

まさか、奇跡の英雄”ミア様”でいらっしゃったとは」

ニヤリと笑を浮かべる彼

ミア「あら、殺らないの?」

笑顔で聞き返すミアさん

いや、怖いわ

?「あぁ、やるとこちらが死んでしまうのでな

私は…ロンガ。

いかにもハンターを職業としている

旅をしながら転々とし何でもこなす。

まぁ、今回は気まぐれではあるがな」

少し楽しそうに話すロンガさん

ミア「残念。ちょっと楽しそうだったのに」

ロンガ「ご冗談を。

俺では相手にならん」

ふふと不敵な笑がこの部屋に広がる

なんて、居づらい空気なのだろう

玲「アワアワ」

ほら、玲奈もあわあわしてるし

ミア「さ、お腹減ってるでしょ?

パンならあるから食べなさい」

ロンガ「…頂こう」

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なこむペッパー(プロフ) - KAITOさん» ありがとうございます!!(T^T)更新遅くて申し訳ないのですがこれからもよろしくお願いします!! (2018年5月6日 12時) (レス) id: e3a404bae9 (このIDを非表示/違反報告)
KAITO(プロフ) - いつも応援しております。更新がんばって下さい! (2018年5月2日 18時) (レス) id: 2e93de1953 (このIDを非表示/違反報告)
なこむペッパー(プロフ) - ご指摘ありがとうございます!行間ですね…!もう少し開けてみます!ありがとうございます! (2018年4月4日 22時) (レス) id: e3a404bae9 (このIDを非表示/違反報告)
なこむペッパー(プロフ) - ご指摘感想お願いします! (2018年3月12日 18時) (レス) id: 0c73f9681f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なこむペッパー | 作成日時:2017年1月21日 23時

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