東方我烈伝 Cross of OrecaWorld 第３章―七つの大罪― (ページ8)

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8th,sin　揺るぎなきspirit ページ8

「熱符『ラヴァ』!!」

「雷符『サンダー』!!」

空の放った熱の魔法弾とパルスィの放った雷の魔法弾がぶつかり合い、相殺される。早苗が来てからも戦いは続いていた

「白熱『超熱剣プラズマセイバー』!!」

「っ！水槍『アクアグレイヴ』!!」

「熱鋼『剛熱剣クロムレギオン』!!」

「きゃあ!?」

燐が先程より威力の上がった剣でパルスィを攻撃、パルスィは何とか槍で弾くが、休む暇無く空が大剣を振り、パルスィは吹っ飛ばはれた

「ハァ、ハァ…こいつら、強すぎる…」

パルスィは二人の実力を素直に認めた。認めたが…

「その強さ…妬ましすぎる…！」

「な…何かヤバそう…」

「…」

パルスィ、そしてレヴィアタンの強さの糧は『嫉妬心』。『強さ』に対する嫉妬が強くなり、結果としてその魔力を高める事となった。その状況に燐は危機感を覚えるが、空は何故か動じない

「喰らいなさい…!!嫉妬海滅『ジェラシーマリングレネイド』!!!!」

嫉妬により強化され、より巨大な津波が燐と空に襲う

「マ、マズイ！」

「…下がって」

「お、お空!?」

燐は飛んで回避しようとするが、空は剣を構え、真っ向からぶつかるつもりのようだ

「…多分、こういう感情って、受け止めるしかないと思う。きっと無理に無くさせても、また同じような事が起こる」

「っ!?あ、あんたに何が分かるのよ！」

「何もわからないよ。でも…きっと、そうなんだ！だから、受け止める！あなたの…その心!!熱鋼『剛熱・鉄鋼破斬』!!!!」

独特の構えから、尋常じゃない熱を纏わせた剣を大地に叩きつけ、火柱を上げながら津波群に立ち向かう。が、パルスィの技の方が押している

「大口叩いておいて、その程度かしら！」

「…これで終わりじゃないよ！」

「えっ!?」

だが空は、剣を地面に刺したままにし、右腕に一度外した制御棒を再装着、そのままスペカを使う

「これで…どうだ!!『アビスノヴァ』!!!!」

「う、そ…!?」

我符の力で威力が格段に上がっているその火球は、ＥＸと重なり津波を全て消した

「全く、無茶するよ…」

『【必殺のかまえ】使ってたから、大丈夫だとは思っていたけどな。お燐！決めるぞ！』

「OK！」

燐もまた、多量の熱を剣に宿し、そのままパルスィに向かっていく

「終わりだ!!熱血『火炎斬』!!!!」

「…っ!?きゃあぁぁぁぁぁ!!」

その剣はパルスィを斬り裂き、パルスィは我符を解きその場に倒れた

「「…やったぁ！」」

その後二人がしたハイタッチは、地底中に響いたと言う