東方我烈伝 Cross of OrecaWorld 第３章―七つの大罪― (ページ7)

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7th,sin　灼熱の双剣ページ7

我符を使った燐は、服が赤くなり、同じく赤いマントを着け、髪も橙色に、黄みの増した橙色の剣と赤色の盾を持つと言う、比較的オーソドックスな変化をした

一方の空は、制御棒や『分解の足』、『融合の足』が消え(普通の靴はちゃんとあります)、マントは赤色、服は灰色に変わり、服とマントには赤色の線が入り、大剣を装備するという、少々変則的な変化をした

「こ、これが…我符の力…」

「力が溢れてくる…凄い…」

「な…あの二人が我符を!?」

燐と空は共に変化した自分の姿に驚き、パルスィも敵が増えた事に苛立ちを持つ

『どうやら、対応出来たみたいだな』

「え!?さ、さっきの！」

『俺は【熱鋼騎士クロム】だ。宜しくな。霊烏路空』

「う、うん！」

空は、自身のパートナーとなったオレカモンスター、クロムと会話する。一方の燐は

『…』

「…あれ、何も言わ…」

『熱血だあぁぁぁぁぁぁ!!』

「ふぇ!?」

『俺は【灼熱剣士アレス】!!宜しくな！えーっと…』

「…火焔猫燐。お燐で良いよ」

『そうか！宜しくな！』

(調子狂うなぁ)

パートナー、アレスの性格に振り回されていた

「っ…！どいつもこいつも！水符『アクア』!!」

「え!?」

「させるか！」

パルスィが燐に向けて魔法弾を放つが、空が大剣を駆使して防いだ

「お返しだ！鋼符『剛剣クロムダイト』!!」

「な、お、重!?」

逆に空が剣を振り下ろし、パルスィはそれを槍で受け止めるが、想像を絶する重さに驚き、何とか受け流す

「隙あり！熱血『熱剣ヒートセイバー』!!」

「きゃあ!?」

間髪入れず燐が熱を纏わせた剣でパルスィを斬り裂く。燐と空、アレスとクロム。共に親友同士であるからこその力だった

「こいしさん！大丈夫…って、何でお燐さんとお空さんが!?」

そこに漸く早苗が来た。我符を使っている燐と空に驚くが、直ぐに倒れているこいしを見付けた

「こ、こいしさん!?大丈夫ですか！」

「…」

こいしに声を掛けるが、気を失っているこいしからの反応は無い

「…お二人共、頑張ってください…」

早苗はこいしの側にいる事にして、戦っている二人にパルスィを任せた