明日私は消えるかも [BTS]

駿足のSG。 ページ24

*SGside

なんだコイツ。
急に別人みたいにマンネを攻撃してる。

ナムジュナにも噛みついた。
同一人物とは思えないアイツをガッツリ観察していると、雰囲気が変わって呼吸が乱れそうになる。

考えるより先に体が動く。

倒れる寸前でアイツのことを抱きとめた。

過呼吸になってボーッとしながらも、バックの中から何か取り出そうとしてる。

あー、面倒くせーな。

そのまま向かい合わせに抱き込むように座らせ、背中をさすりながら声をかける。

SG「おいっ！過呼吸だな？何かの発作もか？」

アイツは不思議そうな顔をしながら頷く。

しきりにバックの中を探してんだから、薬でもあんのか？

SG「俺が探すから大人しくこっちに体重あずけてろよ。」

探すとすぐに薬は見つかった。

…見覚えがある。
また手に取ることがあるとは皮肉なもんだ。

SG「おい！何錠だ？」

「ハッヒュッヒュッ、よ、ん」

SG「ジニヒョン水！ナムジュナPD呼んでこいっ！」

どうしたらいいか分からず固まっていたメンバーに声をかける。

はっ、とみんな我に返ったように動き出した。

JN「ユンギや、水！」

呼吸が少し落ち着いてから、ジニヒョンが渡してくれた水で薬を飲み込ませる。

SG「もう大丈夫だからな。大丈夫。」
抱きしめながら、ゆっくり背中をさする。

俺にしか聞こえない位の声で、繰り返す。

「ごめんなさい。」

泣きながら、コイツは誰に謝ってんだよ。

俺はただ、抱きしめることをやめずに「大丈夫」と繰り返した。

逆シュガーコート。→←Jの暴走。

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