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玲於「最近どうよ」
『どうって、何が?笑』
玲於「直人さんと」
『ブッ!!!』
玲於「うわ……きたな……。」
『だって玲於が急にそういうこと言うから』
飲んでいたジュースを吹き出した私に心底嫌そうな顔向ける玲於。
でも、直人さんも最近はすごく忙しいらしく事務所内で顔を合わせることはあってもゆっくり話することもなかったから、正直頭の片隅の方にしかなかった。
今はそれより目の前のことで頭がいっぱい、かな。
玲於「好きなんでしょ、直人さんのこと」
『好きっていうか、……尊敬してるよ?』
玲於「お前の直人さん見る目完全にハートだからね。気づいてないでしょ」
『うそ!』
玲於「…声でけえ」
思った以上に私の声が店内に響いたそんな時、隣に座っていた女子二人組が小さな悲鳴をあげた。
磨りガラス越しにひそひそとした声が聞こえてきて、私は玲於と顔を見合わせた。
「ねえ、隣にいる人もしかしてGENERATIONSの玲於くんとAちゃんじゃない……?」
「やば。付き合ってるのかな」
玲於の口はそんな女子のセリフをなぞるようにやばと動いた。
確かにやばい。SNSというのは怖いもので瞬く間に間違った情報がさも本当かのように広まっていく。
とはいえ、違いますと本人達の前に出て説明するわけにも行かず、出された食事をゆっくり味わう暇もなく、慌ただしく店内をあとにした。
『びっくりしたあ……』
玲於「どうする?俺達が付き合ってるって噂が流れたら」
『どうって、事実じゃないしありえ無さすぎるでしょ。笑』
玲於「はいはい、そうですか」
『なんで怒ってんのよ』
玲於「別に。じゃーね」
『あ、ちょっと!』
何怒ってんの。しかもこんな夜中に女の子置いて帰る?普通。
やっぱありえない!
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ゆうき(プロフ) - すごく面白いです。これからどうなるのか気になります。 (2020年9月13日 19時) (レス) id: 56d6dad4f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めいこ | 作成日時:2018年8月9日 22時