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一通り満足行くまでボイトレをし部屋を出ると、こくんこくんと首が揺れ今にも寝てしまいそうな佐野玲於さん。
気配に気がついたのか、バッと顔を上げ一言。
玲於「良かったよ」
『いやいやいや、寝てたじゃん!!』
寝てましたよね?!思わず口から出るツッコミ。
まあ玲於も忙しいし、もう10時回ってるし眠くなるのは分かるけどね。
『もう帰るー?』
玲於「いやどっかで食べる。」
『眠いのに?』
玲於「いける」
どうしてもそこは譲らないのね。
結局いつもの居酒屋に行こうとしたんだけど週末ということもありどこも満席。
やってきたのは若者がチラホラと席を埋めていたファミレスだった。
『久々に来たわ。笑』
玲於「まじ?俺結構くるよ、隼とかと」
『そうなんだ。
てか玲於さ、彼女出来てもこういうとこ連れてきたらダメだよ。君連れてきそうで怖いよ』
玲於「……彼女。」
『なになに。笑
もしかしてもういるの?』
それだけを発し、持っていたスマホを手に持ったままフリーズした玲於。怪しすぎる。
玲於「いや、いない」
『なんだ。笑』
それもホントかどうか怪しいところだけど。
玲於もそのうち可愛い彼女作っちゃて、私とご飯なんて行ってくれなくなるんだろうな〜。
そう思うとちょっと寂しいかも。
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ゆうき(プロフ) - すごく面白いです。これからどうなるのか気になります。 (2020年9月13日 19時) (レス) id: 56d6dad4f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めいこ | 作成日時:2018年8月9日 22時