一番星を見つけて 2

Beloved ページ19

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一月末になり、2ndシングルリリース記念の握手会が開催された。
1月26日福岡を皮切りに、広島、岡山、大阪など、全国7箇所で行われる。





Aにとっては初めての握手会であり、直接ファンの人と触れ合える機会となる。




『やばいよ、めっちゃ緊張するよ、どうしよう』


メン「さっきからずっとあんなんなの？笑」


玲於「うん、まじうるせえ」




飛行機で福岡に到着し、控え室に通されてからというもの昨晩までは湧かなかった実感が少しずつ湧いてきて、居てもたってもいられなくなってきた。




『ねえ、亜嵐くんどうしよう。握手会ってどんな感じ？』


亜嵐「そんな緊張しなくても大丈夫だって。笑
でも、あんまり話せる時間ないから臨機応変に言わないといけなくて大変かも」


『そうなんだ、、ちゃんと求められてること言えるかなあ』


亜嵐「真面目か。笑」



朝からAの隣をキープしていた亜嵐と仲良さげに話をする様子を尻目に、玲於は面白くなさそうな顔でスマホをいじっていた。



玲於「いつの間に仲良くなったの、あの二人」


メン「あーこの前隼と三人でご飯行ってからよく行くみたいだよ？」


玲於「メンディーうざ」


メン「なんで！？」




何故か八つ当たりされたメンディー。

それから少しして握手会が行われるホール内へと案内された。




メンバーが横一列に並び、左から亜嵐、涼太、玲於、隼、A、裕太、龍友、メンディーの順番。今後のイベントでもこの並びで行うとスタッフさんから説明を受けた。




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