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次の日、1月8日は玲於の誕生日ということで、隼と二人サプライズで玲於の家へと向かった。
『てかさ、連絡した方が良かったんじゃない?』
隼「玲於の事だし、ニートしてるでしょ」
そうなのかなあって思いながら玲於の部屋のチャイムを鳴らす。・・・いくら待っても出てくる気配なし。
隣でタジタジになってる隼を軽く睨みながらも、マンションの階段に二人で座り込んだ。
『もーどうすんのよ。ニートじゃないじゃん』
隼「ごめんて、なんか奢るわ。笑」
『ほんと!?駅前の人気のシュークリーム!買ってきて!』
隼「あーそういう系ね?」
にしてもホントいつ帰ってくるかも分かんないじゃん。昨日、酔っ払ってほぼケーキに手をつける事がなかった裕太君の代わりに私達がお腹いっぱい食べたからケーキは買わなかったけど。
正解だったな。
『普通に寒いし!いつ帰ってくるの、これ』
隼「すみません・・・」
そんな時、エレベーターが登ってくる音がして、この階に止まったようだった。
エレベーターの方をそっと覗くと、思った通り玲於が帰ってきたみたいだ。
『帰ってきたよ・・・!』
玲於に聞こえないように小声で隼にそう告げると、途端に隼の顔が明るくなり勢いよく立ち上がり、
隼「ほんま!?」
って大声で言った。
・・・ほんとアホ。
玲於「・・・何してんすか」
『あーもう隼のせいでバレたじゃん』
隼「うわ、ごめん、つい嬉しくて」
『シュークリーム3個追加ね』
玲於「何の話?笑
てか何でいんの?笑」
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ゆうき(プロフ) - すごく面白いです。これからどうなるのか気になります。 (2020年9月13日 19時) (レス) id: 56d6dad4f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めいこ | 作成日時:2018年8月9日 22時