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HIRO「目が合ったから直人ね。笑」
ドキリと心臓が跳ねる音がした。
直人さんとはあれ以来顔を合わせることもなかったし。
うわー目が合っちゃったよって笑いながらレモンサワーの入ったグラスを片手に直人さんが乾杯の音頭をとった。
直人「乾杯ー!」
「「乾杯ー!」」
各テーブルではグラスのぶつかる音がそれぞれで聞こえてくる。この音を聞いていると、新年がやってきたのだと実感することが出来る。
勿論、未成年の私達はウーロン茶だとかジュースで乾杯。
私がりんごジュースを飲んでいると、色んな人がやってきてはお子ちゃまだなって言ってくる。うるさいな。
そんな中ついこないだ誕生日を迎え20歳になった数原くんと、なんと本日誕生日を迎えた裕太くんは先輩達に進められるがままに慣れないお酒を飲んでいるようだった。
玲於「あれは、早々に潰れるね」
少し離れたところで様子を見ていた玲於がぽつりとそう言った。
・・・私もそう思う。
皆がいい感じにお酒が入ってきたところで、店員さんがケーキを持って部屋に入ってきた。
マツ「バースデーボーイ!」
HIRO「裕太、おめでとう」
裕太「うわ、ありがとうございます!」
既に顔を真っ赤にした裕太くんがペコペコと頭を下げて言った。あの調子でケーキ食べれるかな。
マツ「一気、一気!」
裕太「えっ、ちょ。勘弁してくださいよお。笑」
テキーラの入った小さなグラスを手渡され、戸惑った表情の裕太くんだったが、意を決したのか勢いよくそれを飲み干した。
その後すぐに裕太くんは潰れた。笑
お誕生日なのにちょっと気の毒。
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ゆうき(プロフ) - すごく面白いです。これからどうなるのか気になります。 (2020年9月13日 19時) (レス) id: 56d6dad4f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めいこ | 作成日時:2018年8月9日 22時