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第三話 明治シンデレラ ページ3
キラキラ輝くドレスに鼻に残る香水…
嫌になる
「もう、いい加減にして」
「もう少し我慢してくださいまし」
かれこれ数時間はドレスを着て脱いでまた違うドレスを身にまとって
正直疲れた、それにドレスは息苦しい…思いっきり息を吸って新鮮な空気を体内に入れたい
あぁ、でもきつい香水が入りそう
まさか、選ばれるとは思いもしなかった…まぁ、この国の為だと思えばなんとか
「…終わりましたわ…貴方はこの椿色のドレスにしましょうか」
「ドレス選ぶのにこんな時間掛かるんですか…?」
「えぇ、勿論です…さぁ、次はダンスの練習ですわ!」
「え!?ちょっと待ってください!今から?」
と聞くと、当然と言わんばかりの顔でこちらを見る…
「祖国様と共にレッスンですよ!!」
「え」
田中さんは小走りで扉の方に行き、扉を開けて何処かに行った
探しに行ったのか…な
こんな、化粧するのも久々だしなんだか…別人だな
「西欧の本のシンデレラ………無い、無い」
「そうですか?大変お似合いですよ」
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作者名:花鏡はパスワードを忘れた x他2人 | 作成日時:2018年7月8日 0時