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その5 ページ6

それだけだよ。と言い、三人連れ戻しに行こうとするAを銀時は引き止めた。

「ヅラには会ったか?」

そんなことを聞いてくるのでAは総悟と一緒…だよ?と呟く。

銀時はハッとしたように笑うとAの手を引いて江戸の町へ繰り出した

「ちょ銀ちゃん?なんでこんな裏道通るの?!」

三人の所へ行くものだとばかり思っていたAは裏道ばかり通る銀時に疑問を漏らした

「あぁ?ヅラはああ見えても指名手配中だぞ?白昼堂々歩いてるわけ…」

いいかけた言葉を飲み込むように大通りを歩く白い固まりと長髪の男を見つけた

ぶはっと吹き出すA

「白昼堂々歩いてるよヅラっ」

笑いすぎてひぃひぃ言いながら指差すとそれに気づいたのかヅラ…(「ヅラじゃない桂だ」

失礼。桂はずんずん近づいてきていい放つ

「ヅラじゃない。桂だ!」

隣では白い固まりじゃないエリザベスがプレートをあげている

『そうだそうだ』

変わらないなぁと笑うAは桂とエリザベスに向けて満面の笑みで

「帰ってきたよーヅラ!エリー!」

「ヅラじゃない桂…ってAか?!」
『おかえり』

一人一匹から言葉を貰い満足したのかAはまた会いに来るよーと手をふり銀時を引っ張って三人を迎えに行く

そのあと桂とエリザベスはしみじみしていた所、真選組にみつかったそうだ

「銀ちゃーん。居ないねー皆。」

江戸の町をぶらぶら歩いているだけなのだ。見つかる方が特殊であろう

「宛はないのー?」

銀時は少し考える素振りを見せたあと一つの場所の名を口にした

新八の実家である。新八の姉の"志村妙”も同じくすんでいる。父の残した剣道場だ

「いそうな所っつったらそこしかねーだろ」

気だるそうな口調で語る銀時を横目で見ながらAは新八の実家へ足を進める

ふと銀時がAを見ると嬉しそうに微笑んでいた。どうしたのかと問う銀時。すると

「んー?皆変わって無くてよかったな…ってさ。晋助だって、何も変わってないよ」

空を見上げながらの答えに銀時は適当に相槌をうつ。しばらくの沈黙の後Aは小さく続ける

「人は、そう簡単に変われやしないんだよ」

呟きは寒空に吸い込まれていった

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雛菊(プロフ) - いえいえー! (2014年1月6日 10時) (レス) id: 718248f6e2 (このIDを非表示/違反報告)
楽威@元、死音(プロフ) - 雛菊さん» ありがとうございますっ(*´∇`*) (2014年1月6日 3時) (携帯から) (レス) id: 26e76dd0b5 (このIDを非表示/違反報告)
雛菊(プロフ) - 面白い! (2014年1月5日 12時) (レス) id: 718248f6e2 (このIDを非表示/違反報告)
死音(プロフ) - みちさん» あ…はい…。しばらくちょっと更新できないかもですが…。 (2013年10月20日 22時) (携帯から) (レス) id: 26e76dd0b5 (このIDを非表示/違反報告)
みち(プロフ) - 死音さん» いえ、お役に立てたのならなによりです。更新頑張って下さい! (2013年10月20日 22時) (レス) id: 127eb11b65 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ななし | 作成日時:2013年9月14日 21時

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