才女の悪趣味 【ハイキュー】

28話 ページ30

何となく理由は察するが話を聞こうか


あ「なに？どうしたの？」


散々なことやっといてよく泣きついて来れたな、と思いながら優しく聞いてやる


上「う、牛島さんが邪魔だって言ってきたんです！！この私がマネをしてあげてるのにですよ！？こんな可愛い子が応援してるのにどうして邪魔って言うのか分からない！！」


うわ、自分で可愛いとか……


岩ちゃんごめんね、私が間違ってた


朝言った事は撤回するよ、今すぐ殴ってやりたい気分だわ


あ「うん、で？」


だから何？と言わんばかりの突き放し方をする。


世の中自分中心に回ってると思ったら大間違いだぞクソ女


上「で？って！！白鳥沢に抗議してくださいよ！！先輩でしょ！？後輩がいじめられたのに黙ってるなんてありえない！！」


あ「はぁ……」


やべっ、ため息しか出ない


私はガン無視を決め込んで、烏野の元へドリンクとタオルを持って行く。


上坂ちゃんは焦りながら私の後をついてくる


ついてくる？


あ「なんでついてきてんの？」


上「えっ、だって今から白鳥沢の所行きますよね？」


何言ってんだこのクソアマ


あ「行かないよ。なんでわざわざそんな事しなきゃいけないの？」


意味がわからない、と言いたげな顔をして言う


上「はぁ！？私が頼んでんだから、言うこと聞きなさいよ！」


はー、このクソアマどうしてやろうかしら


てか、ここ体育館の中だよ


そんな大きな声出したらアンタの性格の悪さが一瞬で響き渡るぞ


それに気付いたのか、ハッと口元を手でおさえた。


あ「抗議するなら自分でどうぞ。じゃあね」


私は今度こそ烏野にドリンクとタオルを届けた

29話→←27話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す